予選で大クラッシュのボッタスが挽回して3位「タイヤ管理をうまくやれたことでチャンスが生まれた」:メルセデスF1

 2019年F1メキシコGP決勝で、メルセデスのバルテリ・ボッタスは3位を獲得した。予選Q3でクラッシュを喫したボッタスだが、決勝に向けてマシンは無事に修復され、パーツ交換などによるペナルティもなく、6番グリッドからスタートした。

 1周目にひとつポジションを落としたが、8周目には5番手まで挽回。ファーストスティントを長く取り、2番手に浮上した後、36周目にミディアムタイヤからハードに交換した。2回ストップ勢が後退した後、3番手に上がり、2番手のセバスチャン・ベッテルを追ったが、オーバーテイクするには至らなかった。

2019年F1第18戦メキシコGP 決勝3位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=3位
 昨日のクラッシュの後、マシンはひどい状態になっていたし、グリッドは6番手というよくない位置だった。それを考えると今日は本当にいい一日になったと思う。

 スタートはうまくいかなかったが、それを除けば、強力なレースができた。タイヤをうまく管理して走り、ファーストスティントを長く取ることができた。それによってチャンスが生まれたんだ。

 セバスチャンにプレッシャーをかけようとしたが、最終的に追い抜くことはできなかった。

 僕らは今日可能な最大の結果を出した。チームの全員がいい仕事をしたと思う。僕のマシンを直してくれたメカニックたちや、決勝に向けて素晴らしいプランを立ててくれた戦略担当者を含め、全員の仕事が素晴らしかった。

 昨日はレッドブルとフェラーリが優勢だったけれど、今年の僕らは、日曜に力を発揮できることが多い。結局のところ、一番重要なのは日曜なんだ。

 前戦、コンストラクターズ選手権を確定させたが、今日の結果を見れば、僕らがハングリーさを失っていないことが分かるはずだ。ファクトリーのブラックリーとブリックスワースの皆のハードワークが今日報われた。心からうれしく思う。

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