JR2社、浸水被害による新幹線車両の損害は約150億円

JR東日本とJR西日本は、長野新幹線車両センターの浸水被害に伴う、新幹線車両の損害が約150億円にのぼることを、2019年度第2四半期決算で明らかにした。

いずれも車両の取得価額から減価償却累計額を除いた帳簿価格。内訳は、JR東日本が118億200万円、JR西日本が30億円。このほかに、運行ができなかったことによる営業収益の減少や、復旧費用などの支出も見込まれるものの、業績への影響は現時点で算出困難であるとしている。

長野新幹線車両センターは、10月12日に上陸した台風19号による大雨で、千曲川が決壊したことにより浸水。北陸新幹線の長野〜上越妙高駅間で運転を見合わせていたものの、25日に運転を再開している。

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