ロンドンでムスリムの子供たちのためのバレエ教室が話題

「バレエの世界はマイノリティー、特にムスリムのダンサーが欠如している」。

ロイヤル・アカデミー・オブ・ダンス出身のメイジーさんと、大学で心理学を学んだサジェダーさんは、今年の初めにムスリムの子供たち向けのバレエ教室をオープンさせた。ゆくゆくは、女性の観客だけを招待する発表会を開催するという。「メトロ」紙が伝えた。

バレエ教室「グレース・アンド・ポイズ・アカデミー」では、一部のムスリム信者は宗教上音楽を聴くことを避けていることから、音楽の代わりに詩を使ったカリキュラムを用いたり、レッスンを在宅教育プログラムの一環にしたりと、さまざまな工夫で子供たちを受け入れている。

創設者である二人は同紙に、「このユニークな方法で子供たちの体力、感情、社交性、認識力を養えると信じてます」「詩に合わせて踊る、というやり方を好んでくれる、ムスリム以外の子供たちも踊りにきています」と、語った。

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