パドレスが海外FA権取得の西武秋山に興味 地元紙「有能な先頭打者になる可能性」

西武・秋山翔吾【写真:荒川祐史】

「プレミア12」に出場する侍ジャパン日本代表に選出されている西武・秋山

 海外FA権を取得している西武の秋山翔吾外野手。「プレミア12」に出場する侍ジャパン日本代表として現在は沖縄で2次合宿を行っているが、その動向に注目が集まっている。すでにパドレスが獲得へ興味を示しているが、地元紙は「有能な先頭打者となる可能性がある」と秋山を高く評価している。

 地元紙「イーストビレッジタイムス」は「ショウゴ・アキヤマはパドレスにとってクリエイティブな選択肢となるかもしれない」と海外FA権を持つ秋山を特集。記事ではパドレスに安定した左打者がおらず、今季トレードでレッズから獲得したプロスペクトのテイラー・トランメル外野手の育成にも時間がかかることを言及。

 西武では主に1番打者として走攻守でトップレベルの成績を残しており「1、2年だけとしても、パドレスが使えるかもしれない有能な先頭打者となる可能性がある」と評価。その一方で「来年は32歳のシーズンとなり、スピードと守備に衰えが見え始めていると最近では言われている」とも指摘。

 ポスティングシステムを利用するDeNA筒香とは違い海外FA権を持つ秋山は「どの国のどのリーグの球団とも契約でき、これによりアメリカでの価値も高まり、リスクも下がるであろう」と、獲得への“手軽さ”もメジャーで評価が高まる要因であることを伝えている。

 年齢面、そして日本での実績がメジャーで通用するかは未知数だが「パドレスは正にそのリスクを負う時である。アキヤマが貢献し、AJ・プレラーGMたちが将来に向け更に良いチームを作るための時間稼ぎができるのであれば、プレラーGMにとって最高の契約の1つとなるかもしれない」と、今季ナ・リーグ西地区最下位に低迷したチームに必要な存在であることを伝えている。(Full-Count編集部)

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