地域の団結力向上を、厚真で減災・復興シンポジウムを開催

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 「平成30年北海道胆振東部地震を振り返り今後の減災・復興を考えるシンポジウム&現地見学会」(厚真町など主催)が27日、厚真町総合福祉センターで開かれ、約80人の町民らが被災地に足を運び、復旧の様子を自分の目で確かめた。

 第1部のシンポジウムでは宮坂尚市朗町長が「平成30年北海道胆振東部地震からの教訓」をテーマに基調講演を行った。宮坂町長は住家の約9割が被害を受けた様子や町内高丘地区など3230ヘクタールが山腹崩壊を起こした状況を説明。課題として「ペット同伴避難者への対策、電源や通信の確保、地域の団結力と自治能力の向上」などを上げた。最後に「一人一人が災害と向き合い自分たちの身を守って立ち上がることが必要。災害は必ずやってくるのだから」と参加者に訴えた。

 この後、北大広域複合災害研究センターが地震や液状化などに関するこれまでの研究成果を発表した。シンポジウム後、参加者はバスに乗り込み、日高幌内川や東和地区の被災地を訪れ、工事が進む様子を見学した。(佐藤重伸)

【写真=日高幌内川の復旧工事を見学する町民ら】