自衛隊記念日控え 海自殉職者を追悼 東山海軍墓地

追悼式で花を手向ける参列者=佐世保市東山町

 11月1日の自衛隊記念日を前に、佐世保地方隊が主催する殉職隊員の追悼式が25日、佐世保市東山町の東山海軍墓地であり、遺族や自衛官ら約120人が参列した。
 1954年以降、九州・沖縄の訓練中や任務中の事故などで亡くなった152人を奉っている。参列者は黙とうし、「海の防人之碑」の前に花を手向けた。
 中尾剛久佐世保地方総監は「遺志をしっかりと引き継ぎ、変化する情勢に柔軟に対応しつつ、国民の負託に応え得るよう一層の精進努力をする」。遺族でつくる「わだつみ会」佐世保支部の糸田國子支部長は「互いに手を取り合い、故人のために明るく、力強く生きていくことを誓う」と述べた。

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