金魚の王様「ランチュウ」 美しさ競う 愛好家が品評会

親魚の東大関に選ばれたランチュウに見入る来場者=長崎市西山4丁目

 「金魚の王様」と呼ばれるランチュウの品評会が27日、長崎市内であり、愛好家が丹精込めて育てた約220匹が出品され、美しさを競った。
 愛好家でつくる「長崎らんちう会」が毎年開き、58回目。今年生まれた「当歳魚」、2年目の「2歳魚」、3年目以上の「親魚」の3部門に県内外から約60人が出品。日本らんちう協会西部副本部長の小林保治さんらが、尾の形や模様の美しさなどを審査し、最優秀の「東大関」などを決めた。
 2歳魚の東大関に選ばれたランチュウを育てた福岡県糸島市の会社員、八木一成さん(43)は「金魚が大きく育つと癒やされる。始めて1年で受賞できてうれしい」と喜びを語った。

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