公共施設にロボット掃除機本格導入 藤沢の「Fプレイス」

藤沢市の公共施設で本格導入される業務用ロボット掃除機「ルーロプロ」=藤沢市役所

 藤沢市の複合施設「Fプレイス」(本町1丁目)で11月1日、業務用ロボット掃除機の本格運用がスタートする。施設の指定管理会社が清掃業務の効率化を図るため購入。同型掃除機の公共施設導入は全国初という。

 導入する掃除機はパナソニック製の「ルーロプロ」。1時間で約300平方メートルの床の清掃が可能で、運転状況をスマートフォンなどに通知することができる。現在はオフィスビルを中心に全国で約50台利用されている。価格はフロア見取り図の設定費用などを含め130万~150万円(税別)。

 藤沢市労働会館や藤沢公民館など9施設を集約したFプレイスでは、オープンした4月から3カ月間、指定管理会社の「相鉄・チームふじさわ共同企業体」がロボット掃除機の実証実験を実施。2~5階の計1800平方メートルの床で利用し、清掃員の負担軽減と清掃業務全体の質向上につながったという。

 その後もパナソニックから無償貸与を受けていたが、今後の人手不足対策も考慮して購入することを決めた。事故などに備えたドライブレコーダーを設置した上で本格運用する。

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