レッドソックスCBOのブルーム ベッツに関するプランを明言せず

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レッドソックスは、来季の年俸総額をぜいたく税の対象外となる2億800万ドル以下まで削減する方針を明言している。今季の年俸総額は2億4000万ドルほどだったため、新たにベースボール・チーフ・オフィサー(CBO)に就任したチェイム・ブルームは、3000万ドル以上の削減を求められることになる。スター外野手、ムーキー・ベッツのトレード放出の可能性が取り沙汰されるなか、ブルームはどのように動くのだろうか。

今オフのレッドソックスの動きのなかで、最も注目を集めると見られているのがベッツとJ.D.マルティネスの処遇である。3年連続で打率3割・35本塁打・100打点・OPS.930のラインをクリアしているマルティネスは、オプトアウト(契約破棄)の権利を有しており、さらなる好条件の契約を得るためにフリーエージェントとなることを選択する可能性もある。しかし、近年のフリーエージェント市場は、打撃特化型の選手や30歳を超えた高齢の選手にとって厳しい状況が続いており、マルティネスはレッドソックスに留まることを選択するかもしれない。

レッドソックスは、年俸総額を目標以内に抑えるためには、マルティネスとベッツの両方をチームに留めておくことは不可能であると明言しており、マルティネスがオプトアウトの権利を行使しないのであれば、ベッツのトレード放出は不可避となる。ベッツは来季終了後にフリーエージェントとなるが、レッドソックスとの契約延長交渉には乗り気でなく、フリーエージェント市場に出て自身の価値を試したい意向を示している。来季の年俸は今季の2000万ドルからさらに上昇するのが確実であり、クリス・セール、デービッド・プライス、ネイサン・イバルディの3人だけで7900万ドル、マルティネスとザンダー・ボガーツの2人で4375万ドル、ほとんど戦力にならないダスティン・ペドロイアとルスネイ・カスティーヨの2人で2727万ドルを要する状況のなか、予算内にベッツを含めるのは不可能だろう。

ただし、現時点ではブルームはベッツの処遇に関するプランを明言していない。ブルームは「まだ私が把握できていないこともたくさんある。あらゆるオプションを検討していく、くらいのことしか今は言えないよ」と話しており、今後どのように動いていくか大きな注目を集めることになりそうだ。