高所の負傷者の救助訓練 人吉下球磨消防組合など 人吉市

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負傷者に見立てた人形を抱きかかえて慎重に降下する人吉下球磨消防組合の隊員=人吉市

 鉄塔の保守などを担う九電ハイテック人吉支所と人吉下球磨消防組合などは23日、人吉市願成寺町の人吉変電所に隣接する送電線の鉄塔(約43メートル)で、高所での負傷者を想定した合同救助訓練を行った。鉄塔で作業する業者など約100人が参加。山間部の鉄塔でボルトを取り換えていた作業員の1人が突然意識を失い、15メートルの高さで宙づりになったとの設定で実施した。

 訓練ではほかの作業員が、119番通報とともに同支所に状況を報告。続いて消防隊員3人が鉄塔に登り、体を包み込んで固定する救助用具を、負傷者に見立てた人形に取り付け、地上に降ろした。

 同支所によると、同消防組合管内には送電線の鉄塔が約600基あり、その8割は山間部にある。これまで鉄塔での事故は発生していない。(吉田紳一)

熊本日日新聞 2019年10月25日掲載