「まちに対話の文化を根付かせる」柏まちなかカレッジが目指すもの

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柏市議会議員の山下洋輔氏が今月2日、自身のブログで「柏まちなかカレッジ」の活動を紹介しました。山下氏はブログ内で、「『まちに対話の文化を根付かせること』これが柏まちなかカレッジの目標です。」と述べ、意見の異なる市民同士の対話や学び合いの重要性を語っています。
(山下洋輔氏のブログ本文は以下の通り)

柏まちなかカレッジ10年目

2009年から「柏まちなかカレッジ」という、まち全体を校舎と見立てて学び合う活動を続けています。

校舎もなく、時間割もカリキュラムもなく、専属スタッフもお金もない。

設立当初の10年前には、「そんな組織はつぶれてしまう」と忠告されましたが、みなさんに支えられながら続いています。

むしろ、シェアリングエコノミーやら、ティール組織やら、ブロックチェーンやら、最近の文脈において、新しい経営スタイルとして注目されるようになりました。

関わっていただいているすべての人に感謝申し上げます。

今年は、1まちなか図書館、2まちなか映画館、3魁!!!歴史塾、4企画運営会議を中心に展開しています。

今年初の試みが、毎月2回、ドキュメンタリー映画を上映し、語り合う場を、まちなかに作る「まちなか映画館」。

「人と人をつないで世界の課題解決をする」をミッションとするユナイテッドピープルが提供する約50本の中から厳選して上映し、上映後、感想を語り合います。

今、まちなか図書館では、「サン•ジョルディの日」を盛り上げる企画に力を入れています。
バレンタインデーのように、4/23に本と薔薇を贈り合う習慣を提案するものです。本業界、花業界、そして人間関係をより良くするために、素晴らしい文化になると確信しているので、どうにか進めていきたい企画です。
来月11/2に、その作戦会議のキックオフミーティングを開きます。ここでアップしている写真です。

学長の私が選挙に出たり、副学長が引っ越したりで、今年は控えめな活動です。
そんなムラがあるけれど、無くなってしまわない粘り強さが、柏まちなかカレッジの強みかもしれません。

カフェの片隅や空き時間のお店などをお借りしていますが、遊休農地や田畑の空きスペースでの学校なども提案があり、これから動いてみたいところです。

副学長が近所から引っ越したこともあり、もっとZoomを活用して、オンライン会議やオンラインでの参加も増やしていく予定です。その時は、遠方のみなさまも、ぜひ。

ブログでの報告だけでなく、話し合いで使った資料や写真、参考リンクなどを集約する柏まちなかカレッジ全体のslackを作り、話し合われた知恵の蓄積できる仕組みを準備しています。
企画の提案やコミュニケーションの場となれば。参加希望の方は、お声かけください。

6年前に、柏まちなかカレッジの本を出版しました。10周年記念に向けて、第2弾を書きたいところです。
自分でも柏まちなかカレッジの活動を振り返りたいので、年明けくらいから「柏まちなかカレッジ入門」講座を開き、柏まちなかカレッジについて語り合う場を作りたいと思います。

『地域の力を引き出す学びの方程式 柏まちなかカレッジにみる教育×まちづくりの答え』水曜社

「まちに対話の文化を根付かせること」
これが柏まちなかカレッジの目標です。
まちでの対話が当たり前になり過ぎ、私たちの活動意義がなくなり、設立30年には忘れられてしまうというのが最初からの計画です。

設立当初と比べ、まちなかで気軽にイベントを立ち上げられるようになりました。これは私たちの活動のお陰と言うよりは、Facebookの力が大きいと感じますが。

一方で、設立当初より、世の中は忙しそうに感じられます。
そして、意見の違う人たちとの対話の機会は、当時以上に必要だと考えます。

柏まちなかカレッジは、サービスが行き届いていないどころか、たどり着くのが難しく、たどり着いたからといって、大したことをするわけでもない集まりです。
それでも、この集まりを通して得られた知識や経験、ネットワークが、自分の血となり肉となっています。決して意図して得たものではなく、思いがけず役立ったりしています。

これらからもライフワークとして続けてまいりますので、お付き合い頂ければ有り難く思います。