福井の県立高校、藤島など定員増

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福井の県立高校の2020年度募集定員

 福井県教委は10月29日、県立高校の2020年度募集定員を発表した。全日制は丹南地区の再編で計24校となり、定員は前年度に比べ55人減の4880人。全日制2校では、日本語指導が必要な外国人などが対象の特別選抜を新設する。定時制の募集は前年度と同数の350人。通信制、特別支援学校も変更はない。性的少数者(LGBT)に対する配慮から、今回から生徒が記入する願書などの書類は性別欄が削除される。

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 来春の県内中学卒業予定者数は、福井と二州の両地区を除く4地区で減少。各校の定員の増減は、地区ごとの増減や進路志望調査の結果を踏まえた。卒業予定者7217人に対する全日制募集定員の割合は前年度と同じ67.6%。

 武生商業と武生工業を統合して開校する総合産業高校「武生商工」は前年度の両校の定員合計と同数の272人。丹南を統合する鯖江は、両校合計に比べ8人減の266人とした。

 武生は理数科の募集を停止、進学強化のため新たに設ける探究進学科で76人を募る。新設の敦賀の文理進学科は60人。ともに普通科の定員を約60人減らした。

 藤島は3年ぶりに定員を増やし前年度比27人増の351人、羽水は12人増の303人。職業系学科は「卒業後の地元就職率が高い」(県教委)として、ほぼ同数を維持した。

 日本語指導が必要な外国人などが対象の特別選抜は、外国人の進学先が定時制に偏っている現状を受け、武生商工(機械創造科、商業マネジメント科)と、足羽の国際科(中国語コース、英語コース)に新設した。対象は、21年3月に中学卒業を見込み、中学校長が「学習活動の参加に支援が必要」と認めた生徒。受験科目は英語と数学に限り、日本語の面接を含め力をみる。定員は両校ともに3人。

 推薦入試は、体操と駅伝に特化する鯖江の普通科スポーツ・健康福祉コース(募集定員26人)などを含め、14校の53学科・コースで実施する。総数は前年度比8人減の678人。特色選抜は、丹生の硬式野球などを新設し21校87種目で296人を募集する。

 入試の日程は、推薦と特色選抜、外国人生徒等特別選抜、連携型中高一貫校(金津、丹生、美方)が1月21日。全日制と定時制の一般入試は3月5、6の両日で、3月12日に合格発表がある。

 英検取得者への加点制度は、前年度と同様に一律5点で加点後の合計点数の上限は100点。藤島など6校9学科で英検準2級以上、そのほかの学校・学科で英検3級以上の取得者に加点する。