若手商業者が欧州視察へ 横浜で結団式

結団式で決意表明をする団員ら=横浜市西区

 県内の若手商業者が欧州を訪れ、視察や交流を行う県商業従業者海外派遣団の結団式が29日、横浜市西区で開かれた。国際的視野を持つリーダー育成と県内商業の振興を目指し、県とはまぎん産業文化振興財団の共催で、今回で25回目。

 小売業や飲食業などの従業員ら計13人が11月17日から24日まで、イタリアとドイツを訪問。現地の商業者と意見交換し、レストランやスーパー、食品工場などを視察する。

 同財団の大矢恭好理事長(横浜銀行頭取)は「視察研修を通じて、幅広い体験や新しい発見を得られると思っている。若い感性と強い意志を持って課題に取り組んでほしい」と激励。団員らは「ヨーロッパと日本では文化や環境も違う。現地の人たちから多くのことを学びたい」と決意を語った。

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