原巨人、課題の「中継ぎ」補強はどうする? FAでは美馬、鈴木に大注目

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プロ野球の国内フリーエージェント(FA)の権利を行使する申請期間が、2019年11月1日に締め切られる。

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パ・リーグからは、ソフトバンク福田秀平外野手(30)、楽天・美馬学投手(33)、ロッテ鈴木大地内野手(30)が国内FA権を行使。MLB移籍を目指す西武・秋山翔吾外野手(31)が海外FA権の行使を表明し、FA補強に向けて各球団がそれぞれ動き出した。

昨オフは丸、炭谷を獲得

昨オフ、広島から丸佳浩外野手(30)、西武から炭谷銀仁朗捕手(32)をFAで獲得した巨人は、今年もFA補強へ向けて調査を行っている。候補に挙がるのが美馬と鈴木だ。先発投手の補強として美馬を、内野のポジションを全て守ることができる鈴木に対しては阿部慎之助(40)の抜けた穴を埋める選手として期待している。今年の巨人のFA補強は、美馬と鈴木に絞られそうだ。

FAでは、先発投手、内野手の補強に動くとみられるが、今シーズン浮き彫りとなった課題が中継ぎ陣だ。守護神として期待されたライアン・クック(32)がシーズン序盤で戦線離脱。クックに代わり中川皓太(25)が抑えに回り中継ぎ陣が手薄に。シーズン途中にトレード3人の投手と、海外からルビー・デラロサ(30)を獲得しブルペン強化を図りリーグVを達成したものの、日本シリーズではソフトバンクに投手力の差を見せつけられた。

来シーズンのリーグ連覇、日本一へ向けて最重要ポイントとなるのが中継ぎ陣の補強だろう。その巨人が動向を注視しているとみられるのが、中日の159キロ左腕ジョエリー・ロドリゲス投手(27)だ。MAX159キロの直球が最大の武器で、来日2年目となる今シーズンは、64試合に登板して防御率1,64、3勝4敗41ホールド1セーブと、安定感抜群の投球を見せた。

ロドリゲスはMLBを巻き込んでの争奪戦も

すでに中日は先手を打って9月に残留要請をした模様で、今シーズンの年俸7000万円(金額は推定)からの大幅増に加えて複数年契約を提示したとみられる。ロドリゲス本人は中日に対して「愛着がある」としているが、今後は不透明だ。国内球団ではオリックスが興味を示している様子で、MLBの複数球団も獲得へ向けて調査をしているとみられ、中日との交渉が決裂した場合、国内外を巻き込んだ争奪戦となりそうだ。

巨人は当初、救援陣の補強としてロッテ益田直也(29)の動向に注視していたが、益田はFA権を行使せずロッテに残留することを決めたようだ。益田の残留によりFAでの救援投手の補強はかなわず、ロドリゲスの動向に俄然、注目集まっている。また、原辰徳監督(61)は、24日にオーナー報告を行った際に外国人補強の重要性を説いており、外国人補強に意欲を見せた。

今シーズンは中川、田口麗斗(24)の成長に加えて、沢村拓一(31)、大竹寛(36)らベテランがブルペンを支えてきた。新守護神デラロサも安定感を見せるものの、日本シリーズでは中継ぎが総崩れでまさかの4連敗。巨人が何よりも必要とするのが絶対的なセットアッパーだ。ロドリゲスの今後の動向、そして巨人の動きに注目が集まる。