石井食品「脱プラ」へ新素材 石灰石主原料に商品パッケージ

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ライメックス製の包装に切り替える対象商品の一部(石井食品提供)

 石井食品(船橋市)は2021年までに、主力商品の「おべんとクン ミートボール」など10製品のプラスチック包装を、石灰石を主原料とする素材「LIMEX(ライメックス)」に切り替えると発表した。年間で約232トンのプラスチックの削減が見込まれている。

 ライメックスはTBM(東京)が開発した、紙やプラスチックの代替となる新素材。従来のプラスチックの原料となる石油由来樹脂の使用量を大きく削減できるほか、石灰石は世界各地での埋蔵量が豊富なため、低コストで安定的な供給が可能だという。

 全国でプラスチックごみの削減に向けて代替素材への切り替えを行う動きが加速する中、石井食品は17日、TBMと環境負荷の軽減に向けた基本合意を締結。合意に基づき、商品パッケージの共同開発を行い、ミートボールをはじめとした「おべんとクン」シリーズや「チキンハンバーグ」などの包装をライメックス製へ切り替えるとした。

 2020年正月用に販売するおせち料理のトレーにも新素材を活用する。すでに受注を開始している三段重ねの「慶春譜」は全てのトレーをプラスチックからライメックス製に切り替えており、その他3種類の商品もトレーの一部を変更。

 ライメックスからは、木や水を使わずに紙に代わるシートを作ることも可能。石井食品は7月から全社員の名刺を紙からライメックス製のシートに切り替え、今後はカタログなどにも採用する予定だ。同社はTBMとの業務提携で「食品業界における環境負荷軽減を推進する」としている。