還暦記念野球大会 元高校球児42年ぶりの熱戦

「同世代の輪を広げたい」と来場を呼び掛ける山崎さん(左)と加藤さん=佐世保市、長崎新聞社佐世保支社

 1977年の第59回全国高校野球選手権長崎大会に出場し、本年度還暦を迎える元高校球児が出場する「還暦記念野球大会」が11月3日、長崎市稲佐町の三菱球場で開かれる。発起人の山崎寛信さん(60)=海星高出身=と加藤正明さん(60)=佐世保工高出身=は「この大会をきっかけに、同世代の輪を広げたい」と語る。
 山崎さんと加藤さんは高校3年のとき、第59回大会に出場した。36校がトーナメントで競い、海星と諫早が長崎県代表として西九州大会に進出。佐賀県代表2校と1枠の甲子園出場を争い、海星は決勝で延長の末、佐賀商に惜敗した。
 青春時代を一緒に過ごしたチームメートや他校のライバルたちと、再び野球がしたい-。山崎さんを中心に、1年ほど前から賛同者を集めた。
 大会は長崎、中、佐世保各地区の3チームに分かれ、総当たり戦を行う。長崎地区は長崎工、長崎北、海星出身など計19人、佐世保地区は佐世保工、佐世保東商(現佐世保東翔)、佐世保北出身など計20人、中地区は諫早出身の9人が出場する。
 試合時間は▽長崎-中(午前9時~10時半)▽長崎-佐世保(午前11時~午後0時半)▽中-佐世保(午後1時~2時半)。午後5時半からは親睦会を開く。
 山崎さんは「試合を見たい人、親睦会に参加したい人はぜひ来てほしい」と呼び掛けている。問い合わせは山崎さん(電080.5266.9030)。

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