今季37本塁打のドナルドソン ブレーブスが再契約を目指す

昨季52試合のみの出場に終わったジョシュ・ドナルドソンは、ブレーブスに1年契約で加入した今季、37本塁打、97打点、OPS.900と復活を遂げた。ブレーブスはドナルドソンとの再契約を目指していることが報じられているが、今年12月に34歳の誕生日を迎えるドナルドソンに対してどのようなオファーを提示するのだろうか。

昨オフ、ブレーブスがドナルドソンと結んだ1年2300万ドルの契約は、「WIN-WIN」の結果をもたらした。ブレーブスはドナルドソンの活躍もあって地区2連覇を達成し、ドナルドソンは自身の価値の回復に成功したのだ。まもなく34歳の誕生日を迎えるドナルドソンだが、複数年契約を得ることが確実視されている。

日本時間10月30日、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはブレーブスがドナルドソンとの再契約を目指していることを報じた。一方、MLB公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは、ドナルドソンをチームに留めるためには4年契約、少なくとも4年目のオプションが付属した3年契約が必要であると指摘している。

2013年オフ以降、ブレーブスが年平均1000万ドルを超える3年以上の契約を結んだのは、ニック・マーケイキス(4年4400万ドル)が唯一である。低迷が続いていた当時と若手の成長によりチームがワールドシリーズ制覇を狙える位置にいる現在では置かれている状況が全く異なるものの、指名打者制のないナ・リーグのチームが30代中盤を迎えるベテランスラッガーに長期契約を与えるのはリスキーでもある。

ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMは、ドナルドソンとの再契約の可能性を否定していないが、複数球団による争奪戦となり、契約条件が高騰するようであれば、ブレーブスは撤退することになるかもしれない。その場合、今季デビュー直後に旋風を巻き起こしたオースティン・ライリーが正三塁手候補となるが、ライリーは今季の最終123打席で打率.150、4本塁打、52三振に終わっており、来季をマイナーでスタートする可能性もある。いずれにしても、ブレーブスは三塁手の補強が必要となりそうだ。

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