病院給食で12人食中毒 サルモネラ菌検出、92歳男性患者が死亡

©株式会社京都新聞社

入院患者の集団食中毒があったマキノ病院(滋賀県高島市マキノ町新保)

 滋賀県は30日、高島市マキノ町新保のマキノ病院の入院患者ら男女計12人が下痢や発熱などの食中毒症状を訴え、うち男性患者(92)が死亡したと発表した。複数の発症者からサルモネラ菌が検出され、高島保健所は院内で提供された給食による集団食中毒と断定した。

 12人(24~95歳)の内訳は入院患者8人、病院職員と給食業者計4人。いずれも17日に院内で提供された豚肉の野菜炒めなどの昼食を食べ、20~23日に腹痛などの症状を訴えた。高島保健所は、大阪市の業者が運営する院内給食施設を11月1日まで2日間の営業停止処分にした。業者は28日から営業を自粛している。
 県によると、男性患者の死因は病死で、食中毒との因果関係は不明。他の11人は全員快方に向かっているという。
 同病院の西村彰一院長(55)は30日、「当院としても責任を痛感している。再発防止の取り組みに努める」と話した。