【社会人野球】JFE東日本、2大会制覇ならず 元DeNA須田が逆転許す、監督「仕方ない」

大阪ガス戦に登板したJFE東日本・須田幸太【写真:安藤かなみ】

7回から須田を送り込むも…今後については「今はちょっと考えられません」

「第45回社会人野球選手権大会」第6日目が30日、京セラドームで行われた。都市対抗優勝のJFE東日本と大阪ガスで行われた2回戦は、JFE東日本が4点リードから終盤一気に逆転を許し、4-5で敗れて8強入りを逃した。

 序盤からJFE東打線が繋がり、大阪ガスの先発・猿渡を2回途中でノックアウト。4点のリードを持ったまま試合を優位に進めていたが、中盤に入って大阪ガス打線が息を吹き返した。6回に2番手の中林が2点を失って1点差に詰め寄られ、落合監督は7回からマウンドにセットアッパーの須田を送り込んだ。須田は8回、1死三塁から峰下に左犠飛を浴び同点とされると、続く9回は先頭・古川に勝ち越し右越えソロを献上し、これが決勝点となった。落合監督は「今年は須田におんぶにだっこというくらい投げてくれていた。最後、須田でやられたら仕方ないと思います」と今夏の都市対抗優勝の立役者でもある須田を責めることはなかった。

 DeNAから古巣・JFE東日本に復帰した須田。この大会で復帰1年目の公式戦日程を全て終えたが、「今はちょっと考えられません」と今後については明言を避けた。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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