片桐仁の意外な真実に衝撃が走る!?「東京03の好きにさせるかッ!」

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片桐仁の意外な真実に衝撃が走る!?「東京03の好きにさせるかッ!」

実力派お笑いトリオ・東京03(飯塚悟志、豊本明長、角田晃広)が、ゲストと共にラジオコントを行う「東京03の好きにさせるかッ!」(NHKラジオ第1)。10月31日放送回のゲストは、片桐仁さん。片桐さんは「何を言っているか、分かんないって言われるんだよね。カ行、サ行、タ行、ラ行がダメだって言われたことがあるんだ」と言いながら、収録に臨まれていました。そんな片桐さんと東京03の3人からお話を伺いました!

── 早速ですが、片桐さんは、以前ラジオコントをされていましたが、久々にやってみていかがでしたか?

片桐「12年ぐらい前はやっていたんですけど、本当に超久しぶりだったので緊張しました。滑舌問題が…。家で何回台本を読んでも『創作活動』が『そうさささ…』ってなって、口からバサバサってカササギが飛んじゃって」

飯塚「あははは(笑)。家で何回か練習したの?」

片桐「した!」

飯塚「そうなんだ」

片桐「録音したのを聞くと、何を言っているか分かんないから、もう1回とって。今回のコントは前フリが十分あってからの出番で出て行くからありがたかった。働く人のためのコントなんだよね?」

飯塚「一応ね!」

片桐「そこが面白いなと思って」

── 片桐さんは、センスがいい中途入社の会社員役でしたが、台本をご覧になった時はどう思われましたか?

片桐「荷が重いですよね。そういうタイプじゃないから」

飯塚「ギリアム片桐…」

── 世の中的には、センスの塊と思われているようですが…。

片桐「そんなことないです。そういうセンスが重要とされる仕事が来た時に、そう思われているんだというのは、たまにありますよ。台本も全部書いてくれというオファーがたまにありますけど、『そんなのできねえよ』っていう…」

── では、東京03の皆さんとラジオコントをやってみていかがでしたか?

片桐「笑いをこらえていました。(半分笑いながら)角ちゃんのせりふの中の『ガクッ』とかが…」

一同「あははは(笑)」

片桐「あのニュアンスは出せないですから!」

飯塚「出せない、あの『ガクッ』は」

片桐「もじゃ山もじゃ太郎も活用があるよね」

飯塚「最初はモジャモジャのモジャ太郎なのに、モジャモジャのモジャ山モジャ太郎」

片桐「そうそう! しかも語尾に『だぜ!』っていい大人が(笑)」

飯塚「小3のネーミングセンスだもんね」

一同「あははは(笑)」

片桐「台本を書いた(岩崎)う大の当て書きがすごいなと思って」

飯塚「すごいよね。角ちゃんのことを本当にダサい人だと思ってるよね」

片桐「しかも、最終的に一番攻撃されているのが飯塚さんっていうね!」

── あれは、意外でしたね!

飯塚「そう。そういうふうに仕向けてくれたんですよ」

豊本「パターンを変えてきてね」

── 東京03の皆さんは片桐さんを迎えていかがでしたか?

飯塚「この番組では初めてだけど、われわれの単独ライブや『FROLIC A HOLIC』という公演で一緒にコントをやらせてもらってるから、安心感はすごくあるし、やっぱり仁くんは面白いですね!」

片桐「『FROLIC A HOLIC』の時に笠原(秀幸)くんが言ってたんだけど、東京03が楽屋で『仁くんを芸人か役者のどっちで対応するか?』ってずっと会議みたいに話していたというのを聞いて…。『確かにどっちなんだろう!?』っていうのはずっとあるから、そういうやりにくさがあるのかなとちょっと思ったんですけど」

飯塚「僕は、基本的には仁くんは芸人だと思っているから」

片桐「あ、うれしい」

飯塚「特異なキャラクターっていうの? ちょっと変わった、人には出せないようなこのキャラクターは唯一無二だと思うから、やっていて楽しいですね」

片桐「ありがたいなあ」

飯塚「だからこの当て書きも『(岩崎)う大くんが書きづらかったんじゃないか』って仁くんは言っていたけど、僕はそんなことないと思う。キャラクターをちゃんと生かしたネタになっているし、仁くんのキャラクターが立っているから3人もキャラクターが見えてくるというか。だから、すごいいいネタだと思う」

片桐「うん、いいネタ。面白い!」

── 出来上がってくるのも早かったそうですよ。

飯塚「そうでしょ! だからキャラが立ってるんだよね。ほとんど直してないしね」

片桐「確かに最初にもらったのと変わってない」

── エレ片(エレキコミックと片桐仁のユニット)では、片桐さんは馬鹿にされて攻撃される役が多いですが、今回は違う感じでしたね。

飯塚「どっちかといったら、僕らが振り回される方で仁くんは振り回す方。仁くんは怪物的なキャラクターだから」

豊本「本当に昔から一緒にやっていたので、いつも通り面白いなという印象ですし、やる前から『キャラがない、キャラがない』とずっと言っていて。こんな特徴の塊みたいな人が、特徴がないって(笑)」

飯塚「この3人を前にして、よくそんなことが言えるなって」

片桐「今までのゲストの方と比べてですよ? (東京)03の番組ですから、03の空気感がむちゃくちゃあるじゃないですか。そこに1人で入っていくのは怖いです。でも、普通のコントは稽古があって、お客さんの前に出るのが怖いですけど、ラジオコントはアドリブじゃなく台本通りにやってくれて、そういうあんばいも素晴らしいなと思って楽しかったです」

角田「僕は一緒にやるようになったのは東京03になってからなので、歴は浅いですけど、イメージは(今回やった)コント上のキャラクターと同じようなセンスの塊のイメージなので、やりやすかったです。ネタが終わってから『あれ?』ってビックリしたくらいで」

片桐「違うんですよ」

飯塚「意外。そんなセンスの話をしたことなかったから」

── 今回は東京03の皆さんのキャラクターがいつもと異なる感じで、飯塚さんは特に声を張っていらっしゃいましたね。

飯塚「そうですね。これは声を張るというか張らざるを得ないくらい、仁くんに暴言を吐かれるから」

片桐「ちゃんとバランスを取っていたと思ったら(笑)。むちゃくちゃ言われるからね」

飯塚「あんな『無以下だ』って言われたら、張らざるを得ないでしょ。ここで落ち着いてたら、つじつま合わないじゃん」

一同「あははは(笑)」

飯塚「だから声を張らさせてもらいましたけど、楽しかったですね。なかなかこういう役回りは回ってこないから。実はどっちかっていうと、言われる方が好きなんですよ」

一同「へー!」

── 豊本さんは、片桐さんを尊敬している会社員役にもかかわらず、ひどい言われようでしたが…。

豊本「楽しくカウンターをもらいました(笑)」

── また、フリートークでもコントの中に出てくる角田さんのガクッ」の話で盛り上がっていましたが、今後そのキャラクターは出していかれますか?

飯塚「ガクちゃんとして(笑)」

角田「あの短いトークの間でも、チャンスを何個逃してつぶしたことか。ちょっとこれは戦略を練らにゃいと…」

飯塚「え!? そこでかむ!?」

角田「ガクッ!」

飯塚「あははは(笑)」

角田「よしっ!」

飯塚「言っとくけど、俺しか笑ってないからね!」

一同「あははは(笑)」

角田「俺は飯塚さんが笑っていればいいんだもん」

── 殊勝ですね(笑)。そして、片桐さんはコントの中で“ギリアム片桐”と命名されていましたが…。

片桐「ホント、荷が重いですよね! だからこのコントを聞いて、きゃりー(ぱみゅぱみゅ)ちゃんや二階堂ふみさんが自分のファンだとリアルに思われたら、すごく申し訳ないなと思っちゃいました」

飯塚「いいじゃないですか。リアルに思われちゃえば」

豊本「ファンかもよ?」

片桐「ファンのわけないじゃないですか! また、ギリアムって…(笑)。いいところ、ついてきますよね! 片桐の“ギリ”とテリー・ギリアム(イギリスのコメディーグループ「モンティ・パイソン」メンバー)の“アム”でしょ? 好きなんだーとかって。昔、よくモンティ・パイソン好きでしょって言われて…。全然見ていなくて、慌てて見て面白いなって。全部後追いでしたからね」

── ほかにも、フリートークでセンスの話をされていた時の片桐さんのエピソードがすごく意外だったのですが、東京03の皆さんはその話を聞かれていかがでしたか?

飯塚「付き合いは長いけど、そういうセンスの話って今までしたことなかったんだなって思いましたね。それとは真逆のイメージだったから。すごくこだわりがあって、センスに関しても譲らない部分があると思っていたから、服を奥さんが選んでいたなんて衝撃ですよね。ショック(笑)」

角田「確かに話しやすいし、オープンな感じのイメージがあるから、『あ、そういうことだったんだ』と。センスの塊の人ってちょっととっつきづらいイメージがあるじゃないですか。とっつきづらいっていうのは確かになかったよなって思って。話しやすかったし」

片桐「ホント? 話しやすかった? 昔から?」

角田「話をしてくれる。そういう人だったから、つじつまが合ったというか」

片桐「当時はセンスがあるように思われたい!と思って、必死に隠していましたからね。本当はおしゃべりで天然なんです。面白いと思って楽屋で笑っていたら『うるせえ』と言われたこともありました」

── 片桐さんは今度こういう役で出たいというのはありますか?

片桐「いつも聞かれるんだけど、ないんですよね。からっぽの人間ですから、本当に見た目とかで得してるとずっと思っていますから」

── でも、得でもあり、損でもあるんですよね?

片桐「そうそう。何かあると思われるから。『本当に将来の夢、なんですか?』と聞かれてもないんですよね。この前、料理研究家のコウケンテツさんとしゃべったら、コウさんもそうで。『いたー!』と思ったんですけど。僕は、何かやりたい人がいたら、その人がやりたいようにやってくださいっていう人。自分がやりたいことはないけど、僕を使って何かをしたいという人がいたら、その通りやります。そういうのが好きです」

── 最後の片桐さんの感性を知るためのコーナーで、「A:トンカツ、B:ストーブ、C:ゲリラ豪雨の中からかっこいいと思うもの」というような、脈絡のない質問から答えを選び、その理由を語っていらっしゃったところは、皆さんそれぞれの特徴があって面白かったです。

飯塚「どうなるかと思ったけど、意外に面白かったですね。やってみたら延々やれました」

角田「才能やセンスは、みんなが思っているほどじゃないよっていう気持ちで軽く答えていたんですけど、結局僕がド凡人で」

片桐「フリみたいで、すごく申し訳ないです」

飯塚「ド凡人ってちょっとかっこいいな」

角田「俺、ド凡人なんだよ(キリッ)」

飯塚「自分で…」

角田「自分で言っちゃうと違うんですよね」

片桐「僕はトンカツで学生時代の思い出のビジュアルがバーッと出たのが良かったんですよ」

飯塚「『セクシーと思うもの』のお題では、角ちゃんがカステラを性的な目で見ているという…」

片桐「よくよく見たら…っていうのがすごいよね…」

豊本「気持ち悪い…」

片桐「あははは(笑)」

飯塚「角ちゃんのそういう目線って本当に笑えないんですよ。角ちゃんとアンジャッシュの児嶋(一哉)さん」

一同「あははは(笑)」

── コーナーの司会をされていた飯塚さんの回答も聞きたかったです。

飯塚「そういうセンスが全然ないんですよ。人一倍、どうでもいいと思っちゃう(笑)。みんなはそういうのを語りたいじゃん。豊本なんか特にそうじゃん」

豊本「どっちかというとね」

角田「(豊本は)絶対そっち側にいきたい人だから。飯塚さん、一切ないよな」

飯塚「俺、本当に一切ないから。面白いか、面白くないかはあるけど」

── 東京03の皆さんは次回片桐さんがいらしたら、何をしてほしいですか?

飯塚「もっと化け物じみた…(笑)」

一同「あははは(笑)」

飯塚「俺はやっぱり、化け物じみた仁くんが好きなんですよね。だからそういうのをやりたいですよね」

片桐「東京03のコントにゲストで出たやつは、化け物的な感じでしたもんね」

飯塚「そうだね。血まみれで顔が真っ赤で流血して…。あの時の化け物感」

片桐「あははは(笑)。化け物じゃねーか!って言われましたからね」

飯塚「悲鳴と笑いの入り交じった…。あれはやっぱり仁くんにしか出せない。それを俺とか角ちゃんとか豊本でやろうと思っても、あの感じは出せないというか。ポップなんだよね。血まみれだけど」

片桐「ポップ!?」

飯塚「血まみれなんだけど、生々しくないというか。キャラクターとしていい感じなんですよね」

片桐「ありがとうございます」

── では、オフィスを舞台にしつつも化け物という…。

飯塚「そうですね! それはたぶん、う大くんが書いてくれると思う。得意だと思う」

片桐「また呼んでください!」

飯塚「ぜひぜひ」

コント「うちの社員は芸術家?」では、片桐さんがセンスのある会社員役で先輩社員役の角田さんや飯塚さん、後輩社員役の豊本さんをこれでもかというくらいこき下ろします。中でも、飯塚さんの言われ方がすごく、思わず声を張り上げる飯塚さんはこれまであまり見たことがないキャラクターで新鮮です。

さらに、フリートークでは、「モノづくり。創作意欲と感性」をテーマに、モノづくりが好きになったきっかけや自身のセンスについてのエピソードを語る片桐さん。そして、意外に面白かったと好評を得た「片桐さんの感性を知るためのコーナー」では、片桐さんならではの独特のセンスが明らかになります。角田さんの“ド凡人”な答えもお見逃しなく!

【番組情報】


「東京03の好きにさせるかッ!」
NHKラジオ第1
木曜 午後8:05~8:55(10月31日放送:ゲスト・片桐仁)

NHK担当 K・H