SDC2019で出た2つの新Galaxy Book 1kg切りモデルも

サンノゼで行われたサムスンデベロッパーカンファレンスで、サムスンはモバイル性に妥協したくない「若いミレニアル世代」向けのノートPCを発表しました。サムスンは薄くて軽いノートを13.3~15.6インチのラインナップしました。

Galaxy Book Flex

Samsung Galaxy FlexはGalaxy Note 10やS10+といったハイエンドスマホとペアで使うことをデザインに取り入れたプレミアムノートPcです。カラーは美しいメタリックブルー。

Book Flexは同社の“Yoga”ノートで、つまりヒンジが360度回転し、タブレットのようにも使うことができます。アルミニウムデザインは高品質にまとまっており、他社の高級ノートPCにも引けを取りません。価格は未定。

サムスンはBook Flexが搭載するQLED FHDディスプレイを強く押し出しており、テレビ市場で使われていた同技術がテレビ以外で使われるのは初めてとのこと。

このディスプレイのスペックは、600ニト、sRGBとDCI-P3の色域全体をカバーしているということです。多くのディスプレイでは表示色は1677万色ですが、同ディスプレイでは10億色の表示が可能といいます。

展示会でオーディオ性能を評価するのは困難ですが、技術的にはAKGのスピーカーは以前のモデルに比べて178%大音量化しているとのこと。

Galaxy Book Flexの13インチモデルの重量は1.2kgで、厚さは12mm。同ノートの中では最も軽く薄いモデルとなっています。15インチモデルではNVIDIAのディスクリートGPUを選択可能です。どちらも第10世代のインテルプロセッサですが、具体的な型番はまだ不明です。

Book FlexはGalaxy S10やNote10などといくつかの物事を共有できます。トラックパッドのすぐ下にワイヤレス充電パッドがあり、映画を見ながらスマホを充電したり、ワイヤレスイヤホンを充電したりする場合に便利です。

搭載されたデジタルペンで、ディスプレイに文字や線を書けます。Galaxy Note10にとってのSペンのようなもので、ペンとしての他にレーザーポインタとしても利用できます。その他にも、プログラマブルボタン、エアコマンド、スライドやボリュームなどのコントロールジェスチャーなどが可能です。

バッテリーは69.7Whで、13.3インチの薄型軽量ノートの中ではとても大きなバッテリーを搭載しているといえます。

簡易スペック一覧: 第10世代Intel Core, 13.3もしくは15.6インチのFHD QLED ディスプレイ, 最大16GB RAM, 最大1TB SSD, GeForce MX250オプション(15.6インチのみ)

Galaxy Book Ion

Galaxy Book IonはLG Gramのような、超軽量のウルトラモバイルノートPCでありながら、見た目は普通。

同社はBook Ionを超薄型にしようとはしていません。そうすると内部に用いるものが高価になるからです。

一見すると普通のノートPCとそう変わらないように見えますが、シャーシはマグネシウム製で、他社が採用しているアルミニウムよりもはるかに軽量です。

重量は0.97kgで、持ってみると初めはモックアップなのかと違和感を覚えるほど。Book Flexと同じく、QLEDディスプレイも搭載しています。

内部に使われている部品はBook Flexととても似ており、大きさも13.3インチと15.6インチの2つを用意。バッテリー容量は69.7Whです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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