加害教員の給与差し止め巡り 31日に審査会 教員間暴力

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神戸市教育委員会が入るビル=神戸市中央区東川崎町1

 神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題で、加害教員4人の給与を差し止める「分限休職処分」を巡り、弁護士らによる市教育委員会の職員分限懲戒審査会が31日に開かれることが30日、関係者への取材で分かった。31日に予定する臨時の教育委員会会議と同日で、審査会は同会議の前に開催される。審査会の結論が出れば、同会議で分限処分を判断するとみられる。

 「自宅謹慎」の代わりに有給休暇を取らせている加害教員4人の給与を差し止めるため、職員を分限休職処分にした上で給与を差し止めることを可能にする同市の改正条例は、30日に公布、即日施行された。

 改正条例の施行を受け、市教委は、弁護士や学識経験者計3人で構成する職員分限懲戒審査会に諮問。審査会の意見を踏まえ、教育委員会会議で加害教員4人に対する分限休職処分を判断する。処分決定機関の同会議は、教育長を含めた委員6人の合議制で決める。

 改正条例では、職員が重大な「非違(非法・違法)行為」を犯し、かつ起訴される恐れがあり、さらに職務を続けさせると公務に大きな支障が生じるような場合を、新たに分限休職処分の対象に加えた。

 分限処分は懲罰的な懲戒処分とは違い、職務の遂行に支障がある場合などに実施。分限処分の内容は懲戒処分に影響せず、懲戒免職にならなかった場合も、分限処分で差し止められた給与は返還されない。異議があれば、不服申し立てができる。(石沢菜々子、長谷部崇)