ワイルドカードからのワールドシリーズ制覇は史上7度目

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1995年のポストシーズンから登場したワイルドカードは、2012年に各リーグ2枠となり、一発勝負のワイルドカード・ゲームが行われるようになった。まだ25年の歴史しかないワイルドカードだが、13チームがワールドシリーズへ進出。今年のナショナルズは、史上7度目となるワイルドカードからのワールドシリーズ制覇となった。

ワイルドカードのチームが初めてワールドシリーズへ進出したのは、1997年のこと。球団創設5年目のマーリンズがリーグ2位の好成績でワイルドカードを獲得し、地区シリーズでジャイアンツを3勝0敗、リーグ優勝決定シリーズでブレーブスを4勝2敗、ワールドシリーズでインディアンスを4勝3敗で破り、世界一に輝いた。

2000年のメッツは、ワールドシリーズでヤンキースに敗れたものの、2002年のエンゼルスは、ワイルドカード同士のワールドシリーズとなったジャイアンツとの対戦を4勝3敗で制し、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

2003年には、マーリンズがまたしてもワイルドカードからのワールドシリーズ制覇を達成。マーリンズは、球団創設以来1度も地区優勝の経験がないものの、ワイルドカードから2度ワールドシリーズへ進出し、いずれも世界一になっている。

2004年のレッドソックスは、ワイルドカードからの世界一で「バンビーノの呪い」を撃破。実に86年ぶりのワールドシリーズ制覇となった。その後、2005年のアストロズ、2006年のタイガース、2007年のロッキーズはいずれもワールドシリーズ敗退となったが、2011年のカージナルスは、デービッド・フリースの神がかり的な活躍によりレンジャーズを破って世界一に。2014年のワールドシリーズは、再びワイルドカード同士の対戦となり、ジャイアンツがロイヤルズを破った。

そして2019年。球団史上初のワールドシリーズ進出を果たしたナショナルズが、両リーグ最多の107勝をマークしたア・リーグの王者・アストロズを4勝3敗で破り、史上7度目となるワイルドカードからのワールドシリーズ制覇を達成してメジャーリーグの歴史に名を刻んだ。