キース・ジャレット、ヨーロッパでの最新ソロ・ライヴ録音『ミュンヘン 2016』を世界同時リリース NYで行われるECM設立50周年記念イベントのライヴ・ストリーミング決定

ECM設立50周年の最重要作品、キース・ジャレットのヨーロッパでの最新ソロ・ライヴ録音『ミュンヘン 2016』が11月1日に世界同時リリースされる。

ソロ・ピアノ作品のみならずトリオ作品など多くの名盤を生んできたキースが、2017年2月のNYカーネギーホール公演を最後にライヴも行わず、スタジオ作もリリースしていない中、設立50周年の最重要作品としてECM誕生の地ミュンヘンにて2016年に行われた『ミュンヘン 2016』。キースがライヴ活動に幕を下ろしたかもしれないと覚悟するファンにECMが贈る、2010年代最後のプレゼントである。

キース・ジャレットは、1965年、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのアルバム『バターコーン・レディ』でレコード・デビュー。その後1967年に自身のリーダー作を発表する一方、チャ―ルス・ロイドやマイルス・デイヴィスのバンドなどで活躍したが、マイルス・グループに在籍していた1971年に、ECMの創立者であるマンフレート・アイヒャーと出会った。

ECMとは、Edition of Contemporary Musicの略で1969年にアイヒャーがドイツで設立したレーベル。ジャズからクラシック、現代音楽までを網羅したラインナップで、これまでに1,500タイトル以上リリースされており、その“沈黙の次に美しい音”と言われる透明感にみちたサウンドは、誕生から半世紀近くにわたって音楽ファンを魅了しつづけているレコード・レーベル。キース・ジャレットはアイヒャーと出会った1971年にすぐさまソロ・アルバムを録音、ECMデビューを『フェイシング・ユー』で果たして以降、今年50周年の節目を迎えた同レーベルの発展と共にキャリアを築いてきた。

中でも、1975年録音の当時LP2枚組でリリースされた『ケルン・コンサート』はこれまで350万枚以上のセールスを誇り、ジャズ史上“最も売れているソロ・ピアノ・アルバム”として今なお記録更新中、完全即興のライヴ録音作品でそれまでのソロ・ピアノ作品の概念を大きく変えた歴史的な1枚となっている。

『ミュンヘン 2016』の発売日11月1日(土)、翌日2日(日)の2日間ニューヨークのジャズ・アット・リンカーン・センターでは【ECM Records at 50】と題し、ECMで活躍するアーティストたちが集いECM50設立50周年を祝す豪華コンサートが予定されているが、生配信されることも決定した。

【ECM Records at 50】

※日本時間11月2日(土)9:00AM~11:30AM まで生配信予定https://livestream.com/jazz/ECM-Records-at-50

また、日本でもECM50周年を祝し、コアなジャズリスナーだけではなく、ECMのもつ美学をより幅広い音楽ファンへ届ける日本企画のイベント&ラジオプログラムをdublab.jpが始動させる。ナビゲーターは原雅明。毎回スペシャルなゲストを迎えて、様々な視点から多彩なECM作品を紹介。その第1回がDJ KENSEIを迎えて、11月26日(火)青山Veroniqueで行われることが決定。ユニークかつラグジュアリーな空間でカクテルとともにECMの世界を楽しむことができる。

ECM Listening Lounge: Edition 1

日時:11月26日(火) 19:00開演 22:30終了

出演:原 雅明/DJ KENSEI

場所:Veronique (〒107-0062 東京都港区南青山5丁目12)

ミュージックチャージ:¥1,000

https://dublab.jp/2019/10/ecm-listening-lounge-edition-1/

e-onkyo musicでは、ECMレーベルの設立50周年を記念して「平成の名盤」プライスオフ・キャンペーンを実施中。平成のECMを代表する珠玉の名作群を、最大40%オフで販売中

さらに、人気ファッション・ブランド、アダム エ ロペもECM50周年を祝し、ECMレーベル史上最も売れたジャズのソロ・アルバム、キース・ジャレットの名盤『ケルン・コンサート』のCDビジュアルを使用したリミテッド・パーカー、ロング・スリーヴ・Tシャツを11月1日より発売する。

■作品情報

キース・ジャレット『ミュンヘン 2016』 Keith Jarrett / Munich 2016

2019年11月1日発売

品番:UCCE-1181/2 価格:3.850(税込)

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