伊藤英明が12年ぶりTBSドラマ主演! 僧侶でありながら救命救急医という異色の主人公

TBS系では1月期に伊藤英明主演の連続ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」(金曜午後10:00、開始日未定)を放送する。同系ドラマは12年ぶりの主演で、今作では僧侶でありながら救命救急医という異色の主人公・松本照円(照之)役を演じる伊藤は、「ありそうでなかった、医師で僧侶という役柄。患者の身体を医師の立場で、そして患者の心を僧侶の立場で救いたいという願いを持ち、またその中で自らの生き方をも模索する。そんな『生きる』ということに一生懸命な人間を見てもらえればと思っています」と役どころをアピールしている。

ドラマは、こやす珠世氏の同名漫画を原作に、「あおば台救命救急センター」の救急医で、病院付きの僧侶でもある松本が、医師としてどう命を救うのか、僧侶として死をどう看取るのか悩みながら成長する姿を描くストーリー。中谷美紀が同僚の救命救急医・三宅涼子役、ムロツヨシがエリート心臓血管外科医・濱田達哉役、松本穂香が濱田の下で働く新人心臓血管外科医・児嶋眞白役を演じる。

伊藤は「漫画が原作ということで、現実には起こり得ないファンタジックな世界観で描かれているのかと思いきや、この作品には奇跡を起こすようなスーパードクターも、霊が見えるような僧侶も登場せず、ただ患者に寄り添い生きていく。また、死んでいく手助けとして、得度した医師という存在に何ができるのかと日々葛藤する姿に、今そこで起こっているかのような現実味を感じ、大変興味をそそられました」と原作に引き込まれたことを明かし、「この作品を手に取る前まで、医師という職業は“生”に近く、僧侶という職業は“死”に近い印象でした。けれど、原作を読み進めていくうち、医師も日々死に向き合い、僧侶もまた生に向き合い、もしかすると表裏一体をなすものなのかもしれないと感じているところです」と生と死への考え方が変わりつつあることを告白。

また、今作で初共演する中谷、ムロとは同級生であり、「中谷さんは一度テレビで拝見した自筆がとても素晴らしく、知的な印象が今回の三宅役にぴったりなんじゃないかと感じています。ムロさんは、コミカルなものからシリアスなものまで、とても幅広い役柄を演じられており、今作では主人公・松本のライバル役ということで、対峙(たいじ)を楽しみにしています。また中谷さん、ムロさんは偶然にも自分と同い年ということで、同僚という関係性を視聴者の方によりリアルに感じてもらえるのではと期待しています」と3人での芝居を心待ちにしている様子だ。

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