レクサスRC、一部改良で利便性向上。価格は567万9000円から

 レクサスは10月31日、スポーツクーペ『RC』を一部改良し、同日より販売を開始したとアナウンスした。

 トヨタのラグジュアリーカーブランドが放つ『レクサスRC』は2014年に初登場。グラマラスかつクーペならではスポーティなエクステリアデザインと、走りへの情熱を駆り立てる走行性能を併せ持つスポーツクーペとして、レクサスブランドの“エモーショナルな走り”のイメージを牽引してきた一台だ。

 モータースポーツの世界では2014年から2016年まで、スーパーGT GT500クラスで、ハイパフォーマンス仕様の“F”をベースモデルとしたレクサスRC Fが国内最高峰の箱レースを戦い、ラストイヤーにシリーズチャンピオンを獲得した。

 また、翌2017年にはブランド初のFIA-GT3規定車となるレクサスRC F GT3が登場すると、GT300クラスをはじめVLNやニュルブルクリンク24時間レース、ブランパンGTシリーズ、ADAC GTマスターズ、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権など、世界各地で開催されているGT3カテゴリーを戦うカスタマーチームがRC F GT3を導入している。

 ワールドワイドな活躍をみせるレーシングカーのベース車両となったレクサスRC。今回実施された一部改良では、車載マルチメディアの利便性が向上している。具体的にはSmartDeviveLink、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応したことで、iPhoneならびにAndroidスマートフォンと10.3インチワイドディスプレイとの連携が可能に。これにより搭乗者が画面操作や音声による操作を行うことができるようになった。

 31日より発売開始となっている各モデルの価格は、2.0リットル直列4気筒エンジンを搭載する『RC300』が567万9000~620万9000円(税込)。3.5リットルV型6気筒モデルの『RC350』は649万4000~721万7000円(税込)、2.5リットル直列4気筒にハイブリッドがプラスされた『RC300h』では612万7000~665万7000円(税込)となっている。

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