長野市で被災者向けの「応急仮設住宅」の工事が始まりました。3ヵ所で100戸を予定していて、11月中の入居を目指しています。
長野市では、きょう10月31日から応急仮設住宅の工事が始まりました。若槻団地運動広場では、けさから重機を使って土を掘り起こす作業が行われました。
仮設住宅は、若槻団地運動広場、昭和の森公園、上松東団地の3ヵ所に合わせて100戸を建設する予定で、11月中の完成・入居を目指しています。
間取りは、いずれも1K、2DK、3Kの3種類で、二重窓や断熱材を厚くして寒さ対策を施すということです。申し込みは来月から始まる予定です。
長野市住宅課・武井晋市課長補佐:
「避難所で不自由な生活を送っている人に1日でも早く仮設住宅を提供できるように準備を進めたい」
長野市では、住宅の全半壊が1500棟以上にのぼっていて、被災者の住まいの確保が課題となっています。
「仮設住宅」のほか「公営住宅」や行政が民間のアパートなどを借り上げて提供するいわゆる「みなし仮設住宅」の受け付けも行っています。