ラグビー日本代表・田村の120キロ完璧投球にどよめき 侍J初戦で始球式「100点です」

始球式に登場したラグビー日本代表の田村優【写真:Getty Images】

侍ジャパンが沖縄でカナダ戦 11月2日からは「プレミア12」に出場

 11月2日(日本時間3日)開幕の「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は31日、沖縄セルラースタジアム那覇で「ENEOS 侍ジャパンシリーズ」カナダ戦に臨む。試合前には2019年ラグビーワールドカップ日本代表のSO田村優選手(キヤノン)が登場した。

 田村はW杯で正確なキックやパス、抜群の判断力でチームを牽引し、世界ランキング2位のアイルランドを破るなど予選リーグで4戦全勝、史上初のベスト8入りを果たした。田村は試合前練習を見学しにグラウンドを訪れると、練習終了後には稲葉監督にサイン入りのラグビー日本代表ユニホームをサプライズプレゼント。

 さらに始球式では日本中を魅了したその非凡さを発揮。笑顔でマウンドに上がると、ストライクゾーンに収まる投球を披露した。自身も「完璧でした。100点です、初めて投げたので。練習も肩作るくらい」と投球に大満足。「種目は違いますけれど僕らも日本背負って戦ったので、ちょっとでもいいものを残せたら」と同じ日本代表としての思いもボールに乗せた。

 この日は所属事務所が同じという縁で山崎康晃投手から投球法を教わったが、「(投げた球は)120キロだったらしい、150キロ出したかったんですが。ボールが違うので投げ方は難しかったですが、まぁ、完ぺきに(投げられた)」と笑いを誘った。

「次はこの野球の方をサポートしていただけると、スポーツで日本が盛り上がってすごくいいんじゃないかと思います。僕らより高い位置を目指していると思うので、ぜひ有言実行で」とエールを送った。(臼井杏奈 / Anna Usui)

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