侍ジャパン初戦は5回までに6失点 先発山口が大乱調も4番鈴木・5番吉田コンビから反撃

「4番・右翼」で先発出場している侍ジャパン・鈴木誠也【写真:Getty Images】

2番手田口、3番手高橋は安定投球で0封

 11月2日(日本時間3日)開幕の「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は31日、沖縄セルラースタジアム那覇で「ENEOS 侍ジャパンシリーズ」カナダ戦を戦う。5回までに6失点を許したが、4回には4番・鈴木と5番・吉田の大砲コンビが特大打で1点を奪い返すなど反撃。ここまで3-6としている。

 山口は2回に一気に6失点。無死一、三塁からレナートンの右前適時打で先制点を奪われると、さらに2連続四球で2点目となる押し出し四球、ダルトン・ポンペイが右前適時打と止まらず、2死満塁からウッドが左中間越えの3点適時二塁打を放った。苦戦を強いられた山口は、広報を通じ「もう少しフォークの精度を上げないといけない。低めのボール球を見極められてしまったので、ブルペンで修正していきたい」とコメントした。

 3回からは2番手で田口が登板し無失点、4回からは3番手高橋が2イニングを投げて1安打1死球で無失点と、共に安定した投球を見せた。

 打線も3回まで1安打と抑えられたが、4回先頭の鈴木が左翼フェンス直撃の二塁打を放つと、続く吉田も右翼フェンスに当たる適時二塁打。稲葉監督が主軸として期待を寄せる2人が1点を返すと、さらに近藤のセカンドゴロの間にも1点を加えた。5回にもこの回から入った会沢、外崎が連続安打、菊池のセーフティバントが内野安打となり無死満塁とすると、坂本の左翼への犠飛でさらに1点を返した。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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