侍J撃破のカナダ、指揮官は満足げ「ボーナス」 周東の脚力は「とても驚異的だ」

侍ジャパンに6-4で勝利したカナダ代表【写真:Getty Images】

2回に山口俊から大量6得点を奪い、1点差で逃げ切る「勝てて良かった」

 野球日本代表「侍ジャパン」は31日、沖縄・那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019」カナダ戦を戦い5-6で敗れた。先発の山口俊が2回に4安打4四球と乱れて6失点。打線も追い上げを見せたものの、あと1点及ばずに敗れた。

 試合後、1点差で勝利したカナダ代表のアーニー・ウィット監督は「日本に勝つことができたというのは、我々にはボーナスのようなもの。日本は反撃してきて諦めないところに苦戦させられたが、勝てて良かった」と満足げ。多くの選手が実戦から6週間ほど離れており、4失策と守備が乱れたことに対しては「守備に関しては課題が残った。もっと調整していかないといけない」と語っていた。

 また、9回に代走として出場し、初球で盗塁を決めた周東佑京内野手について「彼があそこまで速いというのは知らなかったので、驚いた。とても驚異的だ」とコメント。侍ジャパンの“切り札”として期待されるスピードスターの脚力に驚いた様子だった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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