ここまで9試合を消化したイタリア・セリエA。アントニオ・コンテを迎えたインテルが現在首位に立っており、ユヴェントスとの激しいマッチレースを繰り広げている。
冨安健洋がボローニャに加入したこともあってますます注目を集めているこのリーグで、今最も「チャンスを作っている司令塔」とは誰なのか。
『Whoscored』から1試合の平均キーパス(シュートに結びついたパス)数を紐解いてみると、かなり意外なランキングになったぞ。
10位:ミゲウ・ヴェローゾ(ヴェローナ)
平均キーパス数:2.2回
ポルトガルのベテランMFが10位にランクイン。シュートに結びついたパスは1試合平均で2.2回を記録している。ロングボールの数が1試合平均3.2と多いのも特徴。
6位:フィリッポ・ファルコ(レッチェ)
平均キーパス数:2.4回
レッチェの小柄な27歳MFファルコが最後の6位となった。昨季セリエBで大活躍した彼は8試合で1アシストに留まっているが、キーパス数は1試合平均2.4回を記録。
6位:アントニオ・カンドレーヴァ(インテル)
平均キーパス数:2.4回
アントニオ・コンテ体制のインテルで輝きを取り戻したカンドレーヴァ。平均クロス数2.4回、平均ロングボール数3回とバランスのいいスタッツになっている。
6位:ルイス・アルベルト(ラツィオ)
平均キーパス数:2.4回
かつてリヴァプールでプレーしていたスペイン人MFルイス・アルベルトが6位の1人に。すでに5アシストを記録している彼は、このランキングの中でもパス数が突出しており、1試合平均で63.3本となっている。これはセリエA全体で9位の数値だ。
6位:スソ(ミラン)
平均キーパス数:2.4回
ミランで輝いているスソ。同じスペイン人のルイス・アルベルトと同じ、平均キーパス数2.4回を記録した。
5位:デヤン・クルセフスキ(パルマ)
平均キーパス数:2.7回
パルマでプレーしている19歳のスウェーデン人大型MFクルセフスキがランクイン。ルイス・アルベルトと同じくセリエAトップに並ぶ5アシストを記録している。
4位:アレハンドロ・ゴメス(アタランタ)
平均キーパス数:2.8回
キャプテン翼のファンとしても知られるアタランタのベテランFW。彼もルイス・アルベルト、クルセフスキと並んで5アシストを奪っており、それも頷けるキーパス数となった。
3位:ホセ・カジェホン(ナポリ)
平均キーパス数:2.9回
今季はまだ先発が6試合とやや出場機会を減らしてはいるが、それでもナポリ最強のチャンスメイカーといえば彼である。キーパス数以外で目を引くのが、89%に達しているパス成功率だ。
2位:ロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ)
平均キーパス数:3.3回
ヤングスターと言われたペッレグリーニも23歳となったが、今季はこれまで以上に印象的なパフォーマンスを見せてきた。3.3回のキーパス数を記録し、4アシストを奪っている。
1位:エリック・プルガル(フィオレンティーナ)
平均キーパス数:3.7回
なんとダントツだったのがコパ・アメリカで日本と対戦したことで知られるチリ代表ボランチのプルガル。アシストは2のみであるが、クロスが平均2.4回、ロングボールが平均2.2回とまさに稀代のゲームメイカーのようなスタッツである。
なんとユヴェントスの選手がゼロ!最も平均キーパス数が多いクリスティアーノ・ロナウドでも1.7回であり、セリエA全体では31位という結果となっている。