セッションおよびツアードラマー、作曲家、ソングライターとして活動するチャーリー・パクソン。日本でも氷室京介、矢沢永吉のドラマーとして知られ、そのパワフルで体の芯にズシリと響くようなサウンドで人気だ。チャーミングな笑顔と気さくで優しい人柄も魅力の一つ。LA在住のチャーリーに大好きだという日本などについて語ってもらった。
――日本に行って演奏するようになった経緯は。
一番初めは、プロデューサーをしている友人が氷室と仕事をしていて、僕を紹介してくれたんだ。
――何度も来日しているけれど、日本のオーディエンスは米国のファンとは違う?
たぶん、僕がラッキーなことに氷室京介と矢沢永吉という、ものすごくたくさんの人々にとって大きな意味を持つ日本の偉大なアーティストと共演したからだと思うけど、日本ではファンの熱意とエネルギーが信じられないほどすごい。例えば、氷室との“LAST GIGS TOUR”ではスタジアムやドームで演奏したけど、ショーのオープニング曲は計り知れないほど感情的なものになるだろうって思ってた。
ファンにとってこれらのコンサートがどれだけ大きな意味があるか知っていたし、ファンのエネルギーに刺激されても、僕はアドレナリンをコントロールして氷室とバンドメンバーのサポートに最大限集中しないといけなかった。矢沢永吉とツアーで回ったときは、ファンからのサポートと熱狂は衝撃的だった。会場内、そしてライブが始まる前の会場の外でさえも雰囲気と熱狂はものすごかったよ。こういう経験をこれからもしていけるのはすごく運がいいと思ってるよ!
――日本のことはどう思っていますか?
日本は大好きだよ!日本に着いたら馴染むための時間はいらないぐらい。何をするか、何を食べたいか、だれに会いに行くかはっきりわかってるからね。日本はものすごく快適だし、もう一つのホームだと思ってるくらいだ。今月は東京でGOSPELS OF JUDASと演奏するのを楽しみにしてる。
――日本での特別な経験について。
氷室との東京ドーム公演はすばらしかった。氷室と武道館でやったカウントダウンライブを含むすべてのコンサート、矢沢との武道館ライブもとても特別だったし、DAITA(Siam Shadeと氷室のバンドメンバー)のバンド、BINECKSとのレコーディングも大切な経験だ。あとは多くの人は行かないような日本の数々の場所や街を見たことかな。ここ11年、日本をツアーで回って九州から北海道までたくさんの街を訪れたけど、前回まで大好きな京都と奈良には行ったことがなかったんだ。また行くのが待ちきれないよ!
(特別インタビュー②へ続く)