高速道路の安全運転呼び掛け 県警、海老名SAで

取り締まりに出動したパトカーや白バイ=東名高速道路上り線海老名サービスエリア

 高速道路交通安全運動(11月1~10日)を前に、神奈川県警は31日、東名高速道路上り線海老名サービスエリア(SA)で安全運転を呼び掛けるキャンペーンを行った。道路管理者らと協力し、啓発用のチラシを配布したほか、オートバイの運転手らに胸部プロテクターの着用を促した。

 県警航空隊のヘリコプター、同高速隊のパトカー、第2交通機動隊の白バイが出動し、取り締まりを強化。陸空一体で危険運転へ警戒の目も光らせた。

 同高速隊によると、県内の高速道路での交通事故による死者数は10月30日現在で6人。多くがオートバイ絡みの事故という。また、あおり運転やパッシングといった危険な運転に関する110番通報は9月末現在、1522件。前年同月比で476件減っているが、依然として高水準で推移している。

 同隊は「車間距離や安全な速度に注意した運転を心掛けてほしい」と話した。

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