風吹ジュンが故郷への思いを胸に北アルプスの名峰・剱岳に挑む!絶景を4Kの高画質でお届け

風吹ジュンが故郷への思いを胸に北アルプスの名峰・剱岳に挑む!絶景を4Kの高画質でお届け

「岩と雪の殿堂」と呼ばれる山が、北アルプス北部立山連峰にそびえ立っています。標高2999mを誇るその険峻とした山容は多くの登山者を引きつけてやまないですが、同時に「一般登山者が登る山のうちでは危険度の最も高い山」とされている富山・剱岳。今年の夏、そんな最難関の岩峰に、女優・風吹ジュンさんが挑みました! 11月3日に放送される「天空の剱-風吹ジュン 北アルプス屈指の岩峰へ-」(BS日テレ=KNB北日本放送制作)では、風吹さんが臨んだ過酷な挑戦のドキュメンタリーを伝えます。

「これからの70代の人生をより豊かなものにするために、今の自分に試練を課す」と、剱岳登頂を目指す動機について明かしている風吹さん。67歳という年齢になっても衰え知らずの好奇心と行動力には脱帽ですね。この山を知り尽くす国際アルピニスト・多賀谷治さんの指導を受け、1年間の訓練を積み重ねたそうです。行程は立山登山の拠点となる室堂から剱沢を経て、1泊した後に山頂へのアタックとなります。最大の難所は頂上直下の“カニのタテバイ”。足の踏み外しも許されない場所で、垂直な岩場を何十メートルもカニのようにはって上がります。私も登山をする人間なのですが、登山を志す者なら誰もが憧れるこの山には怖気づいてしまってまだ挑めていません…。

風吹さんは挑戦後に次のように語っています。「無意識で登りましたが、どこまで登れるのかプレッシャーでした。父への思い、家族への思い、それから友人、故郷への思い…。また、小さい時の経験や記憶が力になりました。剱岳に挑戦したことで、いろいろな気付きがあって新たな扉を開けられたという気がします。今まで曖昧だった故郷が、富山だとはっきり発見できて、『また富山に行きたい』という気持ちをすごく強く感じるようになりました」。

ご両親の離婚などの影響で、生まれ育った富山と長らく距離を置いていたという風吹さんですが、2009年に高岡開町400年記念のために寄稿文をつづったことで、故郷への思いを再燃させたそうです。そして、山登りに興味を持ち、富山のことを知るべくそのシンボルである北アルプスに挑戦しようと思ったのだとか。

前述の動機と重なりますが、現在放送中のドラマ「やすらぎの刻~道」(テレビ朝日系)の制作発表会見とその日に行われた個別インタビューで、「今年は、70代を前に自分に負荷をかけようとハードな登山を考えていたんです」と語っていた風吹さん。その際、どこの山を目指しているのか尋ねました。するとその答えが「剱岳」だったので、この番組のことを知った時に、点と点がつながって興奮してしまいました。それをまた記事にしているということに、勝手ながら何か縁を感じてしまいます! 番組では、その「やすらぎの刻~道」の撮影現場の様子なども紹介されます。その時の取材終わりに「では、山で再会しましょうね」と粋な締め方をしてくれた風吹さん。こんなことなら自分も剱岳に行く計画を立てておくのだった…。今年行った北アルプスは南部の方でして…。でも、遠くからではありますが、剱岳の堂々たる山容は目に焼き付けました!

山の日でもある8月11日に、KNB北日本放送の開局60周年記念番組としてローカル放送された同番組は、同局初の4K撮影番組でもあります。険しい登山道での闘いとそこから見える絶景を高画質で楽しむことができます。風吹さんご自身の挑戦もすごいですが、それをカメラに収めた撮影スタッフも大変だったのではないでしょうか。これからアルプスのような高山に登るのが難しい季節になっていきますので、疑似体験として番組を楽しむこともできるかもしれませんね。

【番組情報】


「天空の剱 -風吹ジュン 北アルプス屈指の岩峰へ-」
BS日テレ
11月3日 午後3:00~3:55
※BS日テレ4Kでは高精細な4K映像でご覧いただけます。

日本テレビ担当 K・T

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