侍J稲葉監督、秋山骨折離脱に「非常に残念」「彼の思いを胸に戦っていく」

侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:福谷佑介】

追加招集は巨人の丸「1日でも早く溶け込んでもらって、丸選手らしくやってもらえれば」

 NPBエンタープライズは1日、野球日本代表「侍ジャパン」の秋山翔吾外野手が右足第4趾基節骨骨折でチームを離脱し、巨人の丸佳浩外野手を追加招集すると発表した。

 前日10月31日に沖縄セルラースタジアム那覇で行われた「ENEOS 侍ジャパンシリーズ」カナダ戦で、3回の第2打席で右足に死球を受けた秋山。その後もプレーを続けていたものの、5回の守備で交代し、その後病院で検査を受けていた。

 1日にも行われるカナダ戦の前に稲葉篤紀監督は報道陣に対応。前日の夜に骨折が判明した後、秋山本人と話をしたことを明かし「これはどうにもならないということで、残念ではありますけど、(選手を)交替すると話しました。本人も悔しい思いをしていたし、我々もジャパンの強い気持ちを持った選手がいなくなるのは非常に残念」と語った。

 さらに「前に進んでいくしかないので、秋山の思いを胸に戦っていくと本人にも、そして全員の前でも話をしました」と、秋山のためにもチーム一丸で戦っていくことを誓った。追加招集となった丸については「ジャパンへの思いは強い選手。台湾から合流してもらいますけど、1日でも早く溶け込んでもらって、丸選手らしくやってくれればいいと、話をしようと思っています」と期待を口にしていた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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