橘高サーバー、ウイルス感染 アクセスできず、資料暗号化

川崎市役所

 川崎市教育委員会は1日、市立橘高校(中原区)の校内ネットワーク・サーバーがコンピューターウイルスに感染したと発表した。サーバーへのアクセスができなくなったほか、保存されていたデータファイルが使用できない状態となっている。データの外部流出は同日現在、確認されていない。

 市教委によると、10月28日に同校教諭がパソコンからサーバーにアクセスしたところ、資料の一部が暗号化されていたほか、画面上にウイルス感染を示唆する英文の文章があるのを確認した。

 サーバーには生徒が授業で作った資料のほか、教諭が作成した進路指導資料などが保存されている。一部のデータの復元は不可能とみられるが、同校は保守業者に復旧作業を依頼し、可能な限りデータの復元に努めるとしている。

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