あの美少女は誰?「なつぞら」スピンオフドラマに川床明日香が出演

あの美少女は誰?「なつぞら」スピンオフドラマに川床明日香が出演

2019年4~9月まで放送された連続テレビ小説「なつぞら」(NHK総合ほか)のスペシャル番組「なつぞらSP 秋の大収穫祭」が、11月2日にNHK BSプレミアムで放送されます! 今作は菓子店「雪月」ファミリーを中心に、十勝編の多彩な登場人物を絡め、オールスターキャストで送る特別編。スピンオフを超えた、本編に負けない新作ドラマ 2 本立てです。

そんな今作に、「俺の話は長い」(日本テレビ系)に凛菜役で出演中の注目女優・川床明日香さんが登場! 川床さんは「十勝男子、愛を叫ぶ!」編に、音尾琢真さん演じる菊介の娘・公英役で登場します。同編では、「雪月」を営む小畑家の若夫婦・夕見子(福地桃子)と雪次郎(山田裕貴)のささいな夫婦げんかをきっかけに、十勝の男子と女子が大分裂。日頃から妻に頭が上がらない十勝男児が、妻のために愛を語るコンテストを開くことになります。人気が高い十勝の個性派キャラが総出演しての、FFJ大合唱。笑って泣ける感動必至のハートウォーミングドラマです! 今回はとびきりフレッシュな川床さんを直撃取材。朝ドラ出演への思いや、収録中のエピソードなどを語っていただきました。

──スピンオフとはいえ、多くの俳優の方々が憧れる連続テレビ小説に出演が決まった時の気持ちを教えてください。

「『なつぞら』はもちろんですが、以前から朝ドラは拝見していました。目標で憧れでもあったので、やっぱり最初にうれしいと思いました」

──本編放送も見ていたとのことですが、「なつぞら」の世界に実際に飛び込んだ感想はどうですか?

「個性的なキャラクターの方が多かったので、現場はとても楽しくて、ずっと笑っていました(笑)。こんなに笑う現場は初めてかもしれないなと思ったくらいです。

──公英の役づくりは難しかったですか?

「どうやって作っていこうかすごく悩んで、監督ともたくさん話し合いをしました。お父さんとお母さんをつなげる役目というのを、自分の中で分かっている子なんだろうなというのは、ずっと考えていました。なので、2人がけんかしてる時に“なんとかしなきゃ!”って思う優しさをずっと心の中に置いておくことを、一番大事にしようと決めていました。ただ、それをどういう雰囲気で表現しようかなと。最初の方に撮ったシーンで、お母さんがお父さんに長くセリフを言うところがあるんですけど、そこで“分かったかもしれない!”と思ったんです。きっと公英はこうなんだろうなと、実感することができました」

──お父さん役の音尾さんはどんな方でしたか?

「音尾さんはとても面白かったです(笑)。いつもたくさん話しかけてくださって、娘さんの写真をたくさん見せていただきました。とてもかわいくて、ほっこりして…それで緊張がほぐれることもありましたね。そうやって距離を縮めていただいたので、演じている時にも公英として『しっかりしてよ~』って思えました(笑)。面白いのはもちろんなのですが、感動させていただくこともありました。リハーサルの時に音尾さんが作中で歌う曲を実際に歌ってくださったのですが、それを聞いてジーンと感動してしまいましたね」

──他の共演者の皆さんとの印象的なエピソードはありますか?

「1日目に良子役の富田望生さんと初めてお会いしたのですが、会って10分くらいしか経っていないのに『おなかすいてない?』と聞いてくださって、2人でNHKの食堂に行って海鮮丼を食べたんです。その後も、ケーキを食べようって言ってくださったりして一緒に食べました。それがきっかけで初日の緊張がほぐれました! 別の日には、音尾さんと戸次(重幸)さんともご飯を一緒に食べました。それもNHKの食堂でした(笑)」

──今回の出演に関して、周りからの反響ってありましたか?

「母は『え! 明日香が出るの?』というような感じで少し半信半疑でした(笑)。周りの友人にはまだ言っていないので、放送で初めて知ると思います。そう考えると、ちょっと恥ずかしい気持ちもありますね」

──公英は女性陣の中で唯一男性側を助ける部分もありましたが、男女が対立しているシーンを見てどう思われましたか?

「なんだか普段の生活でも見たことがあるような感じがしました。公英から見た視点だと、まだ十勝女子になり切れていない部分があるのかなとも思いました。だからこそ女性陣に賛同するだけではなくて、十勝男子のことも気にかける優しさを持っているのかもしれません」

──ドラマの撮影はほとんど経験したことがないとお伺いしていますが、実際に撮影を経験してみて感じたことなどはありましたか?

「現場に入って最初に感動したのはセットです。今まで『なつぞら』を見てきたからというのもあると思うのですが、あんなに素晴らしいセットに入ってお芝居をするというのはなかなかない経験なので、すごく感動しました」

──北海道のなまりへの挑戦は難しかったでしょうか?

「音尾さんの役がすごくなまりが強いという設定だったので、公英も強めでいこうという話になって。方言指導の助川さんにたくさん教えていただいたのですが、やっぱり難しかったですね。一番練習したのが『お母さん』でした。慣れないイントネーションだったので、正しく言おうとすると音に合わせて首が動いてしまったんです(笑)」

──ドラマ撮影にはたくさんカメラがあったり、朝ドラは撮影でなかなかカットがかからないという話がありますが、撮影の方法などはどう感じましたか?

「確かに長めでした。カメラがたくさんあることで、撮る回数があまり多くなかったので、新鮮な気持ちでした。私は同じことを繰り返すのが苦手なのですが、朝ドラの現場はテークの数が少ないこともあるので、集中して楽しみながらお芝居ができたなと思いました」

──本編の撮影と同時進行だったとのことですが、スピンオフとはいえ「なつぞら」の雰囲気は感じられましたか?

「セットに入ることで、『なつぞら』の世界観に入ることができたというか…そういうスイッチが入りました。秘密基地のセットも、本編では出てこないのですが不思議と見たことがあるような気持ちになって、自然にお芝居ができたと思います」

──広瀬すずさんとはお会いしましたか?

「同じシーンで演じることはなかったのですが、ごあいさつをさせていただきました。『なっちゃんだ!』と感動してしまいました」

──公英を演じて、得たことはありますか?

「公英は本当に優しい子なのですが、今まで演じさせていただいた役の中では気の強い子だったので新しい体験となりました。思い切って演じるために最初は勇気がいりましたが、自分が見てきた『なつぞら』の世界に入って公英として生きることが本当に楽しくて、素晴らしい経験をさせていただきました」

──今作に出られたことで、今後の朝ドラに出たいという気持ちが強まったりしましたか?

「朝ドラに出ることは目標の一つだったので、今回スピンオフという形で『なつぞら』の世界に入ることができて本当にうれしかったです。今後は、いつか本編に出られるように頑張っていきたいなと思いました!」

──本日はさまざまなお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

「ありがとうございました!」

広瀬さん、草刈正雄さんを進行役に迎えたスピンオフドラマ 2 本立てをメーンに、反響の多かったシーンや未公開映像も交え、「なつぞら」チームが総力を結集して送る充実の2時間番組「なつぞらSP 秋の大収穫祭」は、いよいよ明日放送です!

【番組情報】

「なつぞらSP 秋の大収穫祭」
NHK BSプレミアム
11月2日 午後7:00~9:00

NHK担当 A・M

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