侍J稲葉監督、好調投手陣と小技絡めた打線に手応え 「いい形で台湾にいける」

侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:Getty Images】

「国際大会はそんなに打てない、こつこつ1点を獲る野球ができた」

 野球日本代表「侍ジャパン」は1日、沖縄セルラースタジアム那覇で「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019」カナダ戦に臨み、3-0で勝利した。11月2日(日本時間3日)に開幕する「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)に向けて最後の実戦の機会。先発の今永昇太投手(DeNA)ら投手陣が無失点リレーで繋いでリードを守って勝利した。

 チームを率いる稲葉篤紀監督は満足げに試合を振り返った。「投手が良かった。いい調整をしてくれている。昨日(10月31日)負けていたので今日はしっかり日本の野球をやろうと。しっかりと日本の形ができたと思う。いい形で台湾に行ける」とうなずいた。

 打線は前日を下回る6安打で3得点。それでも指揮官は内野ゴロでの先制点、犠打でチャンスを作って得た2点目を評価した。「選手には1点1点取っていこうと伝えた。国際大会はそんなに打てない。こつこつバントを絡めながら1点を獲る野球ができた。足も使える。みんなで足をつかいながらやっていきたい」と力を込めた。

 11月5日にオープニングラウンド初戦のベネズエラ戦を迎える侍ジャパン。稲葉監督は「いい結果で日本に戻ってきて優勝したい」とファンの声援に応えていた。(Full-Count編集部)

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