侍J山本由伸、最速153キロ完璧救援! 勝利の方程式へ「かなり調子上がってる」

カナダ戦に4番手で登板した侍ジャパン・山本由伸【写真:Getty Images】

8回に4番手で登板して3者締め、9回山崎と“勝利の方程式”

 11月2日(日本時間3日)開幕の「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は1日、沖縄セルラースタジアム那覇で「ENEOS 侍ジャパンシリーズ」カナダ戦を戦い、3-0で勝利した。8回に4番手で登板した山本はラストバッターを153キロ直球で空振り三振に斬り3者締め。その仕上がりに納得の表情を見せた。

 レギュラーシーズンは先発としてパ・リーグ最優秀防御率(1.95)を受賞した山本は、今大会では9回山崎との“勝利の方程式”として期待を受けている。この日は8回を任されたが、「かなり調子が上がってきている。気持ちよく投げられました」とうなずいた。この回先頭のパナスをフォークで二ゴロとすると、続く代打ヤージーもカットボールで二ゴロに。デグランは2ボール2ストライクと追い込むと、最後は153キロ直球にバットが空を切った。

 29日にブルペン入りした際も稲葉篤紀監督を「相変わらず力強い」とうならせた投球はさらに磨きを増した様子で、山本本人も「直球の強さも変化球も、両方いい感覚で試せた。スピードもこの前の試合より出ていた」と満足げな表情だ。

「とにかくいい調整ができた。自信を持って臨みたい」と山本。磨き上げた武器を手に、台湾での「プレミア12」オープニングラウンドに乗り込む。(臼井杏奈 / Anna Usui)

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