マツダ営業利益を下方修正 20年3月期予想500億円減、輸出の採算悪化

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 マツダは1日、2020年3月期連結決算の業績予想を下方修正した。本業のもうけを示す営業利益は600億円と、当初予想の1100億円から500億円減らした。これまで前期比で増益を見込んでいたが一転、27.1%の減益になる。円高が想定より進み、国内生産の約8割を占める輸出の採算が悪化した。

 円高で営業利益が下がる影響額は、当初計画から632億円拡大。特にユーロとオーストラリアドルに対する円高が響いた。通期の想定為替レートは1ドル=107円(当初は110円)、1ユーロ=119円(同126円)に改めた。

 世界販売の目標も当初より6万8千台少ない155万台に引き下げた。上半期(4〜9月)の世界販売は約73万台と前年を8.2%下回り、8年ぶりに減った。103万4千台としていた国内生産も98万5千台へ修正。1台当たりの販売額を伸ばして収益をカバーする構えだ。

 営業減益は2年連続となる。純利益は430億円と当初計画より370億円減額。売上高は3兆5千億円と2千億円引き下げた。

 19年9月中間決算は、営業利益が258億1100万円と前年同期比で13.5%減。純利益は166億1700万円で30.3%減った。売上高は1兆7065億7400万円で1.3%減。広島市内で記者会見した前田真二財務本部長は「円高に振れ、非常に厳しい。販売の質の改善に取り組み、下期は影響を最小限にとどめたい」と話した。