「ホンダ2チームが好調なスタート。気温が上がる予選に備えPUセッティングを最適化する」と田辺TD:F1アメリカGP

 2019年F1アメリカGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=1番手/2=3番手、アレクサンダー・アルボンはフリー走行1=3番手/2=6番手だった。フェルスタッペンのベストタイム1分33秒547は、メルセデスのルイス・ハミルトンによるFP2最速タイムから0.315秒差、フェラーリのシャルル・ルクレールの2番手タイムから0.014秒差だった。

 トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはフリー走行1=11番手/2=12番手、ピエール・ガスリーはフリー走行1=4番手/2=7番手という結果だった。ガスリーは2回のセッションで上位に食い込み、一日を通して好調さを維持した。

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日は朝方に氷点下まで気温が下がり、まるでウインターテストに来ているかのような寒いコンディションでした。したがって、ガレージにいるメンバーにとっては非常にタフな環境下での仕事になりました。

 一方でPU(パワーユニット/エンジン)側の観点では気温が高すぎる場合よりも低い場合の方が対応が容易ですので、大きな問題なく対応ができています。それ以外の部分でも4台ともに順調で、通常の金曜と同様のプログラムを消化しました。

 明日に向けては若干外気温が上がる予報ですので、それに向けて冷却面やその他のPUのセッティングについての最適化を進めたいと思います。

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