侍Jに救世主・丸が合流! 「出来ることをやるしかない」前夜に秋山と直接電話も

巨人・丸佳浩【写真:Getty Images】

秋山はカナダ戦で死球→右足薬指骨折で出場を辞退

「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は2日、グループBのオープニングラウンドが行われる台湾入りした。前日1日に緊急招集が発表された巨人の丸佳浩外野手もこの日、チームに合流した。

 宿舎入りした丸はすぐさま稲葉篤紀監督に挨拶。前日1日に知らせを受けたばかりでドタバタの台湾入りとなり、前夜のカナダ戦も見られなかったという。それでも「自分のできることをやるしかない。チームに貢献できれば」と既に目の色を変えている。

 この追加招集は秋山翔吾外野手(西武)の出場辞退に伴い、1日に発表された。10月31日、11月1日の2日間行われた「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019」カナダ戦(沖縄セルラースタジアム那覇)の初戦、「1番・中堅」でスタメン出場していた秋山は死球を受けて右足薬指を骨折。本戦を前に無念の帰京となった。

 秋山とは前夜に直接電話で話し、「申し訳ないと言われました」と突然の出来事に謝罪を受けたという。「秋山さんの分、全部はカバーできないと思いますができることを」と意気込みを口にした。

 練習には3日から参加する。「ここまでも動いていましたし、バットも振っていた。守備も日本シリーズからそんなに日が経っていないので」と状態は悪くない。「試合は久々ですが、言い訳にならない」と“ぶっつけ本番”も問題なし。侍ジャパンに頼もしい救世主が現れた。(臼井杏奈 / Anna Usui)

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