FA宣言の鷹・福田は「ピンポイント」で西武に合致 渡辺GMが交渉解禁日にアタック

FA権を行使したソフトバンク・福田秀平【写真:藤浦一都】

渡辺GMが3日に出馬、秋山がメジャー移籍なら手薄となる外野手補強へ

 西武が、FA宣言したソフトバンク・福田秀平外野手との交渉解禁初日となる3日に即日アタックする。渡辺久信球団本部ゼネラルマネージャーは、福田について「ピンポイント」とチームの補強ポイントに合致する選手として興味を示しており、獲得へ自らが出馬して交渉を行う。

 交渉解禁即日アタックで熱烈ラブコールを送る。福田は2006年の高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団。走攻守揃った外野のユーティリティープレイヤーとしてチームの3年連続日本一にも貢献した。福田の今季年俸は3600万円(推定)で、FA移籍に伴う補償が必要ない「Cランク」とみられており、複数球団が獲得に名乗りを上げる大争奪戦となる見込み。西武は3日に渡辺GMと飯田球団本部長が福岡に乗り込み、その熱意を伝える。

 西武は不動の中堅手・秋山が海外FA権を行使してのメジャー挑戦を表明していることもあり、手薄な外野手陣の強化は急務だ。解禁即日に交渉の席に着くことで、獲得への強い意志をアピールする。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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