目指せ未来の桜戦士 金沢市内ラグビースクール 入部者急増

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 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会での「桜の戦士」躍進を受けて、市内の子どもたちの競技人気に火が付いている。園児や児童が通う2スクールでは入会や体験、問い合わせの件数が急増し、「ワンチーム」の後に続けと懸命に楕円(だえん)球を追っている。4年前のイングランド大会では一時的なブームに終わった感が否めず、関係者は「今回はこの流れを定着させる」と期待を寄せている。

 部員が30人で全国大会の出場経験もある金沢伏見ラグビースクールでは、2日に鞍月グラウンドで行った練習に19人が体験に訪れた。部員の半数以上の数に、古瀬睦夫監督(71)は「ここまで社会現象になるとは思わず、びっくりしている」と頬が緩んだ。

 同スクールでは、10人近い講師が学年別で低学年や園児向けにタグラグビー、中高学年はスクラムを3人で組むミニラグビーを指導している。

 スーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズのジャージーを着て体験した守(もり)晴樹君(6)は「W杯の姫野(和樹)選手が格好良くてやりたいと思った。とても楽しかった」と笑顔を見せた。

 創立50年で県内最古の教室「金沢ラグビースクール」でもW杯日本大会以降、すでに3人が正式に入部し、熱が高まっている。5年前に部員が6人に減り、試合や練習が成り立たず存続の危機に立たされたが、現在は28人まで回復している。

 島津健一校長(64)は「チラシ配りなどで広報してラグビーを楽しむ子どもを増やしたい」と話した。