【台風19号】相模原不明夫婦 現場近くで車両発見

2020年東京五輪の自転車ロードレースのコースになっている国道413号は、台風19号による土砂崩れで道路が崩落した=相模原市緑区青根付近(市提供)

 相模原市消防局は2日、台風19号による土砂崩れで2人が行方不明になっている緑区牧野の現場近くで、車両1台を発見したと発表した。

 同局によると、発見場所は現場から約150メートル下流の沢沿い。重機で周辺の土砂や倒木を取り払って捜索していたところ、同日昼すぎに捜索隊員が埋まっていた車両の一部を見つけた。

 手作業で車両の掘り出しを進めたが、日没に伴い中断、3日に再開して車内を確認する予定。現時点で車種や所有者は不明で乗用車タイプとみられるという。

 現場では10月28日、重機投入の準備で中断していた捜索を再開していた。行方不明になっているのは、同市緑区牧野の男性(67)と妻(63)。男性の親族は行政などに「一分一秒でも早く助け出してください」と要望していた。

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