朝市の課題、現状は 三浦で全国サミット 総会に100人

意見交換も行われた全国朝市サミット協議会の総会=三浦市内

 「全国朝市サミット」が2日、三浦市内で始まった。同日は全国朝市サミット協議会の総会が開かれ、関係者約100人が参加。意見交換会も行い、現状の情報共有を図った。3日まで。

 意見交換会で、台風や豪雨で被災した千葉県の勝浦朝市の担当者は「ハウスの倒壊や田畑の水没があり、出店者の中にも農産物に影響が出た者がある」と説明。出店者の高齢化なども課題といい、出店者増に向けた、お試しイベントの取り組みも紹介した。

 総会に先立ち、アンケートを実施。「食品衛生法への理解が進まない」「人口減少ペースによる客の減少」などの課題も寄せられた。

 同協議会には全国14組合が加盟。持ち回りで全国朝市サミットを開催しており、24回目の今回は三崎朝市を会場とする。3日には三崎港近くで通常の朝市(午前5~9時)を午後3時まで延長、催しなども予定されている。

 三崎朝市協同組合の石渡秀樹理事長は「精いっぱいお客さまをもてなしたい」と話した。

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