【ロングバケーション】 「主人公が『好き』と言わないラブストーリーを目指した」<平成の月9を振り返る>

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平成の期間中(1989年1月―2019年4月)に放送された月9ドラマの視聴率ベスト5を順番に紹介していく。今回は第3位の作品。

「月曜日はOLが街から消える」

そんな風に言われた、フジテレビで月曜夜9時、通称「月9」で放送されていたドラマを知っているだろうか。

さらには、このドラマの影響でピアノを習い始める男性が増えるなど社会現象も起こしたとまで言えば、思い当たる人も多いかもしれない。

名シーンの「お宝オブジェ」も

1996年4月から6月に放送され、木村拓哉と山口智子が主演を務めた「ロングバケーション」。

通称“ロンバケ”は、木村演じるピアニストを目指す瀬名秀俊の部屋に突然転がり込んだ、山口演じるモデルの葉山南との奇妙な同居生活をコミカルに描いたラブストーリーだ。

「とにかく、木村拓哉さんが格好良かった!」(40代女性)、「山口智子さんがすごく好きなんです」(40代女性)という声が上がるように、人気者同士の共演は話題となり、初回視聴率はいきなりの30.6%と高視聴率。

その後も安定した高い視聴率をキープし、最終回で36.7%と最高視聴率を記録した。平均視聴率は29.5%と、平成の期間中に放送された月9ドラマ、全122作品の中で3位にランクインしている。

現在、東京・お台場のフジテレビ本社で行われている「平成月9ドラマ大ポスター展」(入場無料)。そこでは、平成の期間中に放送された月9ドラマ、122作品のポスターを展示。また、月9ドラマの名シーン撮影に使用された「お宝オブジェ」も飾られている。

もちろん、『ロングバケーション』の「お宝オブジェ」もあり、瀬名と南の同居生活でよく飲まれていたワインの実物や、瀬名と南が瀬名のマンションの窓から投げていたスーパーボールもお目にかかれる。

当時、プロデューサーを務めた亀山千広は「主人公同士の『好き』というセリフのないラブストーリーは成立するのか?がこの作品の、私と脚本家・北川悦吏子さんのテーマでした。恋愛に奥手な若きピアニストの卵。ガサツで上手に恋愛できない“モデル年齢ギリギリ女子”。人生最悪の時に出会った二人が過ごす時間は、ゆったりと流れる。芳醇なワインを堪能しているかの様な時間でした。それはまるで“神様のくれた休日”。当時、まだ『草食男子』『肉食女子』という言葉がなかった時代です。良き時代でした(笑)」とコメントを寄せた。

<イベントは10:00-18:00(最終入場は17:30) /月曜休館(月曜祝日の場合は翌日休館)/2020年1月終了予定>