eBASEBALL開幕! オリックスが西武に勝ち越し発進 OB選手福本は「メンタル面でもいい効果」

第1試合で西武と対戦し勝ち越しを決めたオリックス【写真:編集部】

「SMBC e日本シリーズ」が開催される1月25日まで熱い戦いが繰り広げられる

 2019年のプロ野球はソフトバンクの日本一で幕を閉じた。その熱気も冷めやらぬ中、パワプロを使って実際のプロ野球と同様に日本一を目指す「eBASEBALL プロリーグ」のシーズンが開幕。「eBASEBALL プロリーグ」2019シーズン ローソン eオープニングシリーズが3日、フジテレビで行われた。

 今季で2年目を迎えた「eBASEBALL プロリーグ」は日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメントの共催で、「実況パワフルプロ野球」を使って、各球団の代表選手4人が実際のプロ野球と同様に日本一を目指す。昨季の盛り上がりを受けて、選手報酬総額は3000万円となり華々しく開幕した。

 オープニングセレモニーでは、ベリーグッドマンが公式テーマソング「夢のまた夢」を披露。全12球団のマスコットも登場して会場を盛り上げた。さらに解説も、真中満氏、野村弘樹氏、谷繁元信氏、斉藤和巳氏、G.G.佐藤氏、森本稀哲氏のプロ野球OB6人が担当。開幕戦は昨季日本一の西武とパ・リーグ4位のオリックスのカード。公式ルールの5イニング、3試合制で行われた。

 第1試合は西武の前田恭兵選手とオリックスの指宿聖也選手の対戦。オリックスが初回のモヤの2ランを守り切って2-1で勝利した。西武の大上拓海選手、オリックスの松井徳成選手が対戦した第2試合は2-2の引き分け。第3試合では今季から導入された「レジェンドOB」として西武・辻発彦内野手、オリックス・福本豊外野手がゲーム内で起用され、オリックスの木村智亮選手が昨季最優秀選手で西武の緒方寛海選手の猛攻を2-2の引き分けで凌いだ。

 結果は昨季4位のオリックスが1勝2分の勝ち越し。キャプテンで貴重な1勝を挙げた指宿は「ライオンズに勝ち越しを決められたのは、自信にしていきたいですし、去年は開幕戦を勝ち越して6連敗してしまったので、驕らずに丁寧にやっていきたい」と話した。また、レジェンドOBの福本豊の使用感に木村は「守備力も打撃力もいい。メンタル面でもいい効果がある」と期待を口にした。

 2019年の「eBASEBALL プロリーグ」は、「SMBC e日本シリーズ」が開催される1月25日まで熱い戦いが繰り広げられる。(工藤慶大 / Keita Kudo)

© 株式会社Creative2