ベッテル予選2番手「0.012秒差でポールを逃がすなんて、ツイてないとしか言いようがない」:フェラーリF1

 2019年F1アメリカGPの土曜予選で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは2番手を獲得した。

 Q1では1ランで1分33秒766を出し6番手、Q2ではミディアムタイヤを2セット使用して1分32秒782で2番手、Q3は最初のランでの1分32秒041が自己ベストタイムとなった。メルセデスのバルテリ・ボッタスによるポールタイムとの差は0.012秒だった。

■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=2番手
 明日のグリッドではバルテリの8メートル後ろからスタートする。予選タイムのギャップの小ささを考えると、おかしな感じだね。0.012秒は本当に小さな差だから、ツイてないとしか言いようがない。

 最初のランではもう少し速く走れるだけの余地があった。僕はまずはいいタイムを出して、2セット目のタイヤでそのタイムを削ろうと考えていたんだ。でも残念ながら少々アグレッシブに行き過ぎたし、路面は速いタイムが出づらい状態になっていた。僕はポールを獲れただろうタイミングを逃したわけだ。

 ここではフロントロウスタートが有利なことは、去年キミ(・ライコネン)が証明してくれている。僕らのタイヤ戦略を考えると、スタートですべてを正しく進め、ひとつのミスも犯さないことが重要だ。

 時にはリスクを負うことで報われることもあるということは、先週の日曜日(メキシコGP決勝)に目にした。スタート前に状況を慎重に検討するよ。金曜の走行では僕らのレースペースはあまりよくなかったが、今日、マシンのすべての面が改善したと思う。だからレースでは自分たちのポジションをしっかり見て行動すれば問題ないはずだ。

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