侍ジャパン丸、合流初日から躍動! 稲葉監督「想像以上に動けている」

侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:Getty Images】

5日のベネズエラ戦から台湾で3試合のオープニングラウンド

 野球日本代表「侍ジャパン」は3日、「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)が行われる台湾・桃園国際球場で練習を行った。この日から追加招集された巨人の丸佳浩外野手が合流、稲葉篤紀監督は「想像以上」とその仕上がりに満足げだ。

「もっと動けないというか、体ができていないか思いましたが予想以上に動けていた」。この日、丸はシートノックやフリー打撃に参加。途中、ブルペンで投げる山口の打席に立つなど積極的に動き、ボールに目を慣れさせた。

 この招集は台湾入り前に沖縄で行われた10月31日の「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019」カナダ戦で秋山翔吾外野手が死球を受けて右足薬指を骨折、出場辞退したことによる急な出来事だった。前日1日の宿舎入りの際には丸を出迎え、数分話をしていた稲葉監督。「とにかく、このタイミングで本当に感謝している、ありがとうと伝えました」と話しをしたという。

 中堅を守っていた秋山の穴を埋める役割を期待されているだけに、日本シリーズ終了から2週間空いた状態で“ぶっつけ本番”の可能性も高い。「本人もそのつもりで来てくれていると思うので、明日も状態見ながら、スタメンは考えます」と稲葉監督も前向きだ。丸もその期待に応えるように、練習の最後には菊池、坂本らと共に2度目のシート打撃を行い、練習に励んでいた。

「今日明日少しリラックスしながら本番までしっかり調整したい」と稲葉監督。日本は5日のベネズエラ戦から東京のスーパーラウンドを目指して3試合を戦う。(臼井杏奈 / Anna Usui)

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